滋賀県情報

草津市民の皆さん、「健幸都市」について知っていますか?

2020年2月8日

草津市健幸都市基本計画概要版

先日、草津市健康福祉政策課の職員さんと話す機会(三方よしサミット)があり、いろいろと聞いていますと、「健幸都市」について知っている草津市民が少ないことや、草津を「健幸なまち」と思っている草津市民が減少し続けていることをおっしゃっていました。憂慮すべき事態であると思います。私は、以上のようなことに危機感を持っている故、当ブログでは、職員さんに伺ったことをもとに、「健幸都市くさつ」について記したいと思います。

参考記事
草津YEG主催の「三方よしサミット」に学生として参加してきた」(内部リンク)

健幸都市って何?

健幸都市とは、「市民一人ひとりが生きがいをもち、健やかで幸せに暮らすことのできる社会」(草津市健幸都市基本計画概要版)のことです。文字通りと言えば、文字通りかもしれません。しかし、「健康」ではなく「健幸」にしているのは、訳があるのだろうと思います。「健康」に生活するためには、徹底的な運動や食事管理などをすれば実現できます。しかし、それが本当にあるべき姿なのでしょうか。正直、楽しくないですよね。そこで、「健康」の「康」を「幸」に変えるとどうでしょうか。幸せという意味も加わりますよね。「健幸」には、「健康」という意味だけでなく、幸せという意味も含みます。

草津市健幸都市基本計画基本理念
基本理念です。

上には、草津市健幸都市基本計画の基本理念を示しました。住民(住む人)だけでなく、通勤客や観光客(訪れる人)も健幸を実感してほしいということが特徴であろうと思います。その故、単に、住民の健幸を考えるだけではいけないということになります。

そこで、草津市は、「まち」「ひと」「しごと」の3分野において健幸づくりを進めています。訪れる人にも健幸を感じてもらうには、やはり「ひと」だけでなく「まち」や「しごと」においても、健幸づくりをせねばならないのだと思います。

「健幸都市」を実現するためにも、やはり「健康」は欠かすことができません。草津市のみならず全国的に言えることですが、生活習慣病の撲減や健康寿命の延伸は大きな課題です。

「知らず知らずのうちに」

ジョギングをする男性

※まちの健幸づくりの分野について記します。

草津市健康福祉政策課の職員さんの話を聞いていて、一番のキーワードは「知らず知らずのうちに」ということだと感じました。すなわち「知らず知らずのうち」に運動ができる環境を整備しているということです。

運動は、やはり、強制されてやるものではないと思います。運動を楽しめる人もいますが、楽しめない人ももちろんいます。そこで、「知らず知らずのうちに」ということになります。例として、南草津駅の階段を確認してみてください。絵が描かれていますよね。これが、エスカレータやエレベーターではなく、階段を使って上り下りしたいという気持ちにさせますよね。「知らず知らずのうちに」運動ができ、カロリーを消費することができれば、それほどよいことはありません。「知らず知らずのうちに」ということは、大切な概念だと思います。

なんとなく、「健幸都市くさつ」について知ることができたのではないでしょうか。さらに詳しく知りたい方は、草津市健幸都市基本計画(概要版でもOK、私は概要版しか見ていないが…)を確認してみてください。

草津を「健幸なまち」と思う人が少ない!

おじさん

草津市健幸都市基本計画によると、 草津市は、「健幸なまち」だと思う市民の割合を、平成28年度の38.0%から平成34年度(令和4年度)には60.0%にまで引き上げる目標をたてています。しかし、職員さんによると、草津市が「健幸なまち」だと思う市民の割合が年々減っているということです。憂慮すべき事態であると考えます。原因を2つ考えてみました。

  1. 草津市民は、新しい住民が多く、市政にあまり興味がない。→「健幸都市」そのものについて知らない人が多い。実際、職員さんによると、市役所内だけで「健幸都市」が謳われているような感じらしい。
  2. マンションや住宅が密集していて、居住地周辺が過密に感じられる。→ストレスを感じたり、運動できる場所が少なかったりするのだろう。

まず、1ですが、これは、「健幸都市くさつ」について、さらに市民に知ってもらう必要があります。市民に市政に興味を持てと言っても、やはり転入者が多いため、難しいことです。周知の方法を検討する必要がありそうです。

次に、2ですが、確かに、南草津・草津駅周辺は過密な感じがします。しかし、少し移動すれば、草津川跡地公園、野村公園、野路公園、ロクハ公園など大規模な公園があります。また、中規模な公園も結構整備されています。運動ができる空間は、しっかり整備されています。ご存知でしょうか。

最後に

私は、「健幸都市くさつ」の実現のために、ラジオ体操やたび丸健幸体操など気軽に運動ができるツールを活用すべきだと思います。それらは、体を動かすのみならず、市民の交流の場をつくることにもつながるため、「健幸」をしっかり実現できます。実際、私は、1級ラジオ体操指導士ですので、いつか、草津市内でラジオ体操を普及できればと考えています。

  • この記事を書いた人

未だ定まらざる

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