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草津YEG主催の「三方よしサミット」に学生として参加してきた

2020年2月7日

三方よしサミット資料

草津商工会議所青年部が主催する『「三方よしサミット2019」~草津版故郷の新しい風会議~』に学生として参加しました。産学官が、一堂に会して、草津に関する課題を話し合うというものです。大変有意義な機会となりました。

「三方よしサミット」とは

三方よしサミット看板

「三方よし」とは、近江商人の経営哲学の一つで、「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」をあらわします。それと同じように、「三方よしサミット」における「三方よし」は、「企業など(産)よし」「自治体など(官)よし」「大学など(学)よし」をあらわすのでしょう。したがって、「三方よしサミット」は、(草津商工会議所青年部のメンバーら)(草津市の職員等ら)(草津に関わりのある大学の学生や教職員ら)が草津の課題について議論し、よりよい草津市を目指すための会議と言えます。

今年の会場は、ペルテヴァローレ リナート。結婚式場ということもあり、大変気品のある会場でした。

参加者が50人以上いるため、いくつかのテーブル(テーマ)にわかれて議論します。テーマとしては、広報や教育、健幸都市、環境、UDCBK、経済活性、働き方、防災といったものがありました。それぞれのテーブルにつき6人程度が着席するため、議論しやすい環境でした。

当ブログ管理人も、学生の一人として、2020年2月6日に「三方よしサミット2019」に参加しました(2019というのは年度をあらわすのでしょう)。私が配属されたのは「健幸都市」でした。議論の詳しい内容は後述します!

議論の進め方

  1. 最初に自己紹介です。氏名や所属、草津の好きなところを述べます。
  2. その後早速、議論に入ります。
    1. まず、現在の課題や問題点を洗い出します。
    2. そして、その課題や問題点をどのように解決すべきなのかを考えます。
    3. その後、10年後はどうあるべきかということを話します。
  3. これらの意見などを付箋に書き出し、画用紙に貼っていきます。

「健幸都市」部門における議論の内容

三方よしサミット会場
会場の様子

せっかくですので、私が配属された「健幸都市」部門においてどのような議論をしたのか、記したいと思います。

まず、草津市健康福祉政策課の職員さんが述べられていたことを、要約します。

〇健幸都市とは文字通り、健やかで幸せに暮らすことのできる都市のことである。

〇健幸都市を目指すべく、まち・ひと・しごとという3分野の健幸づくりを進めている。

〇誰もが知らず知らずのうちに運動ができるようなまちづくりをしている。例えば、南草津駅階段における絵がその一つ。

〇健康寿命の延伸や生活習慣病の撲滅のために様々な取り組みをしている。例として、ベジランチ事業が挙げられる。

〇健幸都市宣言に参加して下さっている企業がある。

草津を「健幸なまち」と思っている市民が減少し続けている。また、「健幸都市」について知らない市民が多い。

※「健幸都市」について知らない市民が多いことは、問題であると思います。草津は過密なまちという印象からか、草津を「健幸なまち」と思う人々が減少し続けていることも憂慮すべき事態です。それ故、当ブログでは、三方よしサミットで伺った話などを参考に「健幸都市」についての記事を別で作りました。

参考記事
草津市民の皆さん、「健幸都市」について知っていますか?」(内部リンク)


こういったことに対し、どのようにアプローチすべきであるか、草津YEGの方や私も一緒に考えていきました。ちなみに、その結論の一つが、「ラジオ体操の活用」となりました。また、介護や福祉、交通といった問題も「健幸都市」と密接に関係する部門です。介護や福祉に関する議論もありました。

ラジオ体操の活用

当ブログ管理人は、NPO法人全国ラジオ体操連盟公認1級ラジオ体操指導士です。ラジオ体操を県内で普及するための資格です。そのような経歴もあり、ラジオ体操を活用すべきとの意見も多数あり、実際に結論の一つになりました。また、私が主体的に行動せよという意見もいただきました。以下、皆様から寄せられた意見をまとめます。

〇ラジオ体操の実施は高齢者などの外出のきっかけとなる。また、市民交流の場にもなりうる。

短い時間で、全身運動をすることができる。

〇大体の人は、音楽を聞くと、ラジオ体操をすることができる。

〇まずは、私が通っている大学でラジオ体操サークルを作るべきではないか。

草津川跡地公園で、始めてはどうか。

〇仮にラジオ体操を実施する場合、カードやビワテクの活用をすべきである。

〇また、6時30分という時間にとらわれる必要はない。

皆さま、ラジオ体操についての多くの意見を出して頂き、ありがとうございます。また、草津市健康福祉政策課の方からは、仮に実施する場合、サポートをしていきたいと話されました。また、草津YEGの方からは、仮に実施すると、草津YEGの方も含め近隣の企業や事業所からの参加も十分考えられると話されていました。まさに、産官学連携となるというわけです。

はっしー

前向きに検討をしていきたいと思います。来年度には、よい報告ができたらと思います!!また、ラジオ体操に興味のある草津市民の方は、是非、当ブログ下部にあるお問合せブースよりご連絡ください。

そのほか、関連事項として、たび丸体操健幸体操についても議論に挙がりました。たび丸健幸体操については、是非、草津市民全員が踊れるというぐらいに普及をしていただきたいです。

また、守山市において、バレーでラジオ体操を踊るという取り組みが行われたということも話題に挙がりました。最近の子どもたちは、ラジオ体操を知らない人も多いですので、バレーでラジオ体操をするということは非常によい取り組みだと感じました。

来年度も継続を

産学官が一堂に会し、地域課題について話し合うという機会は、ほとんどありません。このような意味で、「三方よしサミット」は非常に有意義な会議です。ぜひ、来年度も継続をしていただけると幸いです。

  • この記事を書いた人

undecided

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