びわ湖大花火大会の日は、膳所駅に新快速が臨時停車します

今年（2024年）のびわ湖大花火大会は、8月8日（木）に開催されます。

びわ湖大花火大会は、滋賀県のみならず、近畿地方の広い範囲から、約35万人の来場者が訪れます。

周辺道路は規制されますので、多くの人は、電車を利用します。

そのため、JRや京阪は、特別ダイヤを組んで、来場者の輸送にあたるわけです。

その中でも、JR琵琶湖線の膳所駅に新快速が臨時停車することは、特筆すべき事柄でしょう。

びわ湖大花火大会とは

びわ湖大花火大会は、毎年、8月上旬に開催されています。花火は、大津港周辺の2か所で打ち上げられますので、なぎさ公園周辺は非常に混雑します。

びわ湖大花火大会には、毎年テーマがあり、例年、約1万発の花火が夜空を舞います。

県内外から約35万人が集まる、滋賀県の一大イベントです。

今年は、以下の通り、開催が予定されています。

今年も、盛大に花火大会を実施する予定だとのことですが、当記事で注目するのは、びわ湖大花火大会の見どころではなく、当日の鉄道の運行状況についてです。

多くの客を輸送すべく、JRと京阪ともに、臨時ダイヤを組んで、旅客の輸送にあたっています。

JRと京阪に分けて、特徴を見ていきましょう。

JR（琵琶湖線・湖西線）臨時ダイヤ

まずは、JRの臨時ダイヤについて、簡単に解説をいたします。特徴は、以下の通りです。

大きく、上記の4点がポイントとなります。少し詳しく見ましょう。

膳所駅に新快速が臨時停車

びわ湖大花火大会の会場への最寄り駅は、JR琵琶湖線の大津駅か膳所駅です。

大津駅は新快速停車駅ですが、膳所駅は、普段、新快速は通過します。

ただ、びわ湖大花火大会の日の夕方から夜遅くにかけては、京都方面・米原方面の新快速ともに膳所駅に臨時停車します。

したがって、びわ湖大花火大会の会場へ行かれる際は、膳所駅の利用も選択肢に入れることができます。

なお、当該新快速については、全て、外側線での運行となります。

大津-膳所間は徐行運転

こちらも、びわ湖大花火大会当日の夕方から夜にかけての話ですが、大津駅から膳所駅の間は、徐行運転が行われます。

駅構内に人が多くいるため、安全対策として行っているようです。

また、大津駅、ならびに、膳所駅の停車時間が長めに設定されております。

琵琶湖線・湖西線で臨時列車の運行

琵琶湖線の京都-草津間では、多くの臨時列車を設定して、来場者の輸送に対応しています。

中には、普段は京都線内のみ走っている普通列車が延長運行なされるパターンもあります。それ故、新三田行きの普通列車も見かけることがあります。

また、京都方面の普通列車については、膳所駅始発にして運行する例も見られます。

なお、湖西線については、大津京駅が、会場から比較的近い駅となっており、びわ湖大花火大会の日は、利用者が増えます。そのため、湖西線でも臨時列車が設定されています。

合計40本以上の臨時列車が運行されることになります。

京阪電車臨時ダイヤ

京阪電車についても、びわ湖大花火大会の日は、臨時ダイヤが組まれます。

会場への最寄り駅は、びわ湖浜大津駅などです。JR琵琶湖線から会場までは少し距離がありますが、京阪は琵琶湖近くを通りますので、会場へはすぐです。

それ故、京阪電車は非常に混雑します。

こちらは、石山坂本線と京津線に分けて、ダイヤについて解説します。

石山坂本線

花火大会会場への最寄り駅は、概ね、京阪膳所駅、石場駅、島ノ関駅、びわ湖浜大津駅、三井寺駅となります。

びわ湖大花火大会は、大津市中心部で開催されます。そのため、大津市中心部から少し離れた、石山や滋賀里、坂本方面からの来場者は、京阪石山坂本線を利用するため、やはり、列車は非常に混雑します。

そのため、臨時列車が、上り・下り、合わせて40本ほど運行されます。

京津線＆地下鉄

京津線利用の方は、びわ湖浜大津駅を降りて、会場に向かわれるのがよいでしょう。

京都市中心部から、びわ湖大花火大会に来られる方は、京津線を利用することになります。

そのため、上り・下り合わせて45本ほどの臨時列車が運行されます。

また、地下鉄東西線（六地蔵⇔太秦天神川）や京都市バスについても、増発して、多客に対応します。

混雑には注意

上記の通り、JR・京阪ともに、臨時ダイヤを組んで、多くの来場者に対応していますが、それでも、列車内は満員となります。

混雑が嫌いな方は、十分に注意してください。

私の経験となりますが、高校生のときに、びわ湖大花火大会開催日に、団体券を使って、大阪・茨木に対外試合に行きました。

地獄を見たのは帰りです。夕方、茨木から電車に乗りましたが、電車内、駅構内ともに大混雑。大阪から、びわ湖大花火大会に行かれる方が少なくないんだなあと実感しました。

団体券を使って石山駅まで乗車しましたが、膳所駅を出たときに安心感は、今でも覚えております。

混雑していたことを、車掌さんがお詫びしていたのですが、仕方のないことなので、さすがに、お詫びまでする必要はないだろうと感じておりました。

花火の模様をテレビで見よう

私は大津市民で、びわ湖大花火大会の会場も、割と近いのですが、当日は、絶対に、会場には近づきません。

といいますのも、混雑が苦手で、人ごみの中に入ってしまうと、人酔いの状態に陥ってしまうからです。

私のような、混雑を好まない方は、ぜひ、びわこ放送におけるびわ湖大花火大会の中継放送を見るようにしましょう（滋賀県内のみ視聴可）。

びわ湖放送は、大津市鶴の里に位置します。すなわち、小高い場所にあるわけです。

そのため、びわ湖放送に設置されているカメラから見る花火は、すこぶるきれいです。びわ湖大花火大会は、テレビで楽しみましょう。