中山道と東海道の分岐点で、かねてから交通の要所として栄えた草津市。
毎年、4月下旬ごろに、草津宿一帯で草津宿場まつりが開催されます。主催者発表で約8万人が集まる草津市の一大イベントです。
私も久しぶりに行ってきました。今回は草津宿場まつりについてのリポートです。
※2021年の草津宿場まつりは4月25日に開催予定です。新型コロナウイルス感染症のため、時代行列等は行われません。
草津宿場まつりとは
前述しましたが、草津は中山道と東海道の分岐点で、交通の要所として栄えました。江戸時代には、街道を行き来する大名や公家等が宿泊や休憩をする宿場町としてにぎわいました。
そのにぎわいを現在に伝えようと始まったのが草津宿場まつりです。現在の草津駅東口から立木神社周辺までの商店街や草津川跡地公園de愛ひろば、市役所周辺が会場です。今年も大いに盛り上がりました。
見どころ
まずは何といっても時代行列
※写真は一部加工しています。
草津宿場まつりの一番の見どころは、やはり時代行列です。立木神社周辺を出発し草津駅周辺までを行列します。
草津宿場まつりの特徴は、全国でも珍しい姫行列です。武家文化と公家文化の違いを絢爛豪華な衣装や髪型でわかりやすく表現しています。この時代行列の主人公は、かつて草津宿でも宿泊・休憩をした幕末の皇女篤姫と和宮です(写真参照)。また、今年は草津宿で宿泊した新選組も行列に加わりました(数年前の行列にも新選組がいたような気がするが…?)。
かなりゆっくり進みますので、写真にもおさめやすいと思います。
実は、時代行列の役柄の多くは一般公募なのです。一部役柄は、年齢の制限や男女の制限があります。また、選考会や練習会もあります。応募は草津宿場まつりホームページでできます。概ね毎年、2月末が締め切りです。
ステージ・舞台
草津駅東口と、草津川跡地公園de愛ひろば、草津市役所の3か所では特設のステージが設置されていて、音楽やダンス、スポーツの発表など様々なパフォーマンスを楽しめます。
その他
会場の各所では、おいしいグルメや物産を楽しめます。
また、乗り物の体験コーナーや大学生のブースもありました。加えて、子どもたちの絵の展覧会や綱引き大会も行われていました。工芸品の手作り体験ができる場所もありました。
吹奏楽でおなじみの甲西高校や消防音楽隊のマーチングもありました。
ぜひ草津宿場まつりへ
地元のグルメを食べるのもよし、歴史を勉強するもよし、舞台を見るもよし、草津宿場まつりは、1日飽きずに楽しめます。ぜひ来ていただければと思います。また、運営は多くのボランティアも関わっています。ホームページで応募できますので、興味のある方はボランティアにも参加していただけばと思います。
実は、京阪神から草津は意外と近いのです。電車で、草津は大阪から約50分、京都からは約20分で行けます。ぜひ、草津へお越しください。
なお草津宿場まつりへは、ぜひ公共の交通機関でお越しください。
詳しくは「草津宿場まつりホームページ」(外部リンク)をご覧ください。