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MLGsみんなのBIWAKO会議/COP1に参加してきました

シンポジウム会場

2022年9月24日、滋賀県大津市のコラボしがで「MLGsみんなのBIWAKO会議/COP1」が開催され、私も参加してまいりました。ここ最近、諸事情により、琵琶湖関連のイベントに参加できていなかったので、いい機会となりました。「MLGsみんなのBIWAKO会議/COP1」で学んできたことを記します。

※2022年9月25日朝刊の毎日新聞の地域面にて、私の後ろ姿がうつっていました…。

MLGsみんなのBIWAKO会議とは

mlgsの資料

相変わらず、ブログの画像は、非常に乱雑で申し訳ございません。

最初に、MLGsみんなのBIWAKO会議とは何か、説明していきます。チラシには以下のように書かれていました。

MLGsに関わる人々が集い、ゴールの達成状況を確認しあい、今後に向けて学び合う(後略)。

市民が集い、MLGsの達成状況を確認することが、この会議の主要なテーマでした。また、MLGsに関わっている様々な方の話を聞くということもありました。


そもそも、MLGsってなんやねん」という声が聞こえてきそうです。このブログでも取り上げましたが、MLGsとは、Mother Lake Goalsの略です。琵琶湖版SDGsといえるもので、琵琶湖をもとにSDGsを体現しているものがMLGsといえるのではないでしょうか。

以下のリンク先でごく簡単に説明しているので、ご参考までに。

参考記事:「MLGs(マザーレイクゴールズ)に賛同しました。」(内部リンク)


今回は、COP1ということで、名目上では、第1回目の開催でした。しかし、これまでは、「マザーレイクフォーラムびわコミ会議」として開催されてきており、この会議を継承する形で行われたというのが実情です。

MLGsの達成状況の報告「シン・びわ湖なう2022」

シン・びわ湖なう2022

会議の主要テーマは、MLGsの達成状況の報告でした。

MLGsには13の目標がありますが、それぞれの目標の達成状況を専門家が評価をしました。その評価・達成状況が、今回、報告されたのです。時間の都合上、13の目標のうち4つについてのみ報告がありましたが、詳しくは、『シン・びわ湖なう2022』という報告書をご参照ください。

評価は、現在の「状況」と過去20年間の「傾向」という2つの視点からなされました。報告のあった4つの目標についてここでは記しておきます。

1. 清らかさを感じる水に
状態:悪くはない
傾向:改善している

3. 多様な生き物を守ろう
状態:悪い
傾向:悪化している

9. 生業・産業に地域の資源を活かそう
状態:悪くはない
傾向:改善している

13. つながりあって目標を達成しよう
状態:悪くはない
傾向:評価できない



以上のような報告が、根拠をもとにありました。その他の目標の評価や詳細については、報告書で確認できます。この中では、「多様な生き物を守ろう」という目標が、総じて厳しい結果であることがわかります。

これらの達成状況の評価をもとに、私たちは何をすることができるのか。まずは、身近なことから実践していくことが大切でしょう。

伊藤みき氏がプロデュース、MLGs体操

達成状況の報告後は、参加者でMLGs体操を行いました。MLGs体操は、元モーグルスキー選手でMLGs広報大使の伊藤みき氏がプロデュースしています。

個人的に、ラジオ体操を普及している身だけあって、MLGs体操には以前から興味がありました。

MLGs体操は、MLGsの目標7「びわ湖のためにも温室効果ガスの排出を減らそう」に関わるようです。つまり、MLGs体操を行って体を暖めて、暖房温度を下げようということらしいです。

MLGsのうた」にあわせて、体操でMLGsを表現しています。

2030年までに100万人の県民に実践してもらうということが目標のようです。私が主催しているラジオ体操会で取り入れても良いかもなどと思いました(やや複雑な動きが多いので、高齢の方に受け入れてもらえるかという課題がありそうですが…)。

最後に

シンポジウム会場

MLGsみんなのBIWAKO会議では、この後、3つのテーマ・分科会にわかれて、MLGsに関わる議論が行われ、幕を閉じました。

MLGsについて、県民への知名度も低いのが現状です。私も回答している県政モニター調査(2022年6月に調査)によると、MLGsについて内容まで知っている人は20%に満たないという結果となりました。県政モニターは、ある程度、県政に関心がある人によって構成されていると考えるのが普通です。それ故、実態は、さらに、知名度が低いと考えられます。

SDGsや琵琶湖、環境に関心のある人々だけによって、MLGsの目標になんとなくアプローチをしているというのが現状だと思います。多くの滋賀県民をいかにして巻き込んでいくかということが今後の課題です。

なお、MLGsは生ぬるいことをしているだけでは、2030年までに絶対に達成できません。それ故、MLGsに関わる様々な主体の本気度が問われてきます。その主体の中に、もちろん、私も入っています。私一人の影響力は極めて小さいですが、私は、MLGsの目標達成のために、本気で取り組んでいきたいと思います。

  • この記事を書いた人

undecided

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