滋賀作、ゲジゲジ、近畿の水がめ・・・、滋賀県民がこうした言葉を聞くと、少し不愉快になってしまいます。
当記事では、そのうち、滋賀作(しがさく)について取り上げます。
滋賀県民は、たびたび、他府県民(主に京都府民)から滋賀作と言われることがあります。
「滋賀作」と聞いて、癪に障る滋賀県民は少なくないでしょう。
そもそも、「滋賀作」はどういう意味なのか、また、語源はどうなっているのか、述べていきます。
滋賀作とは
滋賀作(しがさく)とは、滋賀の田舎者という意味です。
他府県民(京阪神の方々、特に京都府民)が、滋賀県民を揶揄したり見下したりするために使います。
では、滋賀作の語源はいかなるものなのでしょうか。私もわかりかねましたので、インターネットで調べてみました。
それによりますと、滋賀作は「滋賀」と「田吾作」の合成語であるということです。
田吾作は、もともとは、百姓を意味する言葉でした。また、確かに、最近は、田吾作が、店名や商品名として使われるところをたびたび見かけます。
しかしながら、田吾作は、田舎者や農民を軽蔑する言葉として使われる場合が少なくありません。実際に、そうしたことから、田吾作という言葉についてマイナスなイメージを持っている人も少なくありません。
したがって、滋賀作は「滋賀」と「田吾作」の合成語であることに鑑みると、滋賀作は、他府県民が滋賀県民を田舎者だとして軽蔑するために使われる言葉と言っても差し支えないでしょう。
滋賀作という言葉に対して、マイナスのイメージを持っている滋賀県民が少なくないことは事実です。
どのような場面で使われる?
では、滋賀作という言葉はどのような場面で使われるのでしょうか。
そもそもですが、日常会話で、滋賀作という言葉が使われることは、ほぼないでしょう。
というのも、住んでいる場所(滋賀)を蔑むような会話を、友人や知人とすると、人間関係にひびが入りかねないからです。
しかし、冗談感覚で、「滋賀作」という言葉が使われることはあるかもしれません。
例えば、学校(特に京都の学校)で、滋賀出身の児童・生徒・学生が滋賀作と言われることが考えられます。
ただし、場合によっては、滋賀県民に滋賀作と言うことは、いじめにつながりかねないので、冗談でも、できる限り、滋賀作という言葉は、使わないようにしてほしいと思っています。
また、学校だけでなく、職場などでも同じように使われるかもしれません。
滋賀作ではなく滋賀咲くならOK
”しがさく”には、同音異義語が存在します。1つは前述のとおり「滋賀作」。また1つは「滋賀咲く」です。
「滋賀咲く」はブログの名前です。いわゆる滋賀咲くブログです。アメーバブログの滋賀版と考えてよいでしょう。滋賀に関する様々な情報や個人日記などがまとまっているので、ぜひ、ご覧ください。
滋賀作実験チャンネル
また、「滋賀作実験チャンネル」というYouTubeチャンネルもあります。個人的に、非常に面白いYouTubeチャンネルだと思っています。
滋賀県の鉄道やバス、昭和レトロ構造物、歴史などを紹介されています。
時々、YouTubeのおすすめ動画として流れてきますので、私も、時々、拝見をしております。
YouTube名で「滋賀作」という言葉が使われていますが、この「滋賀作」については、悪い意味では使っていないことは明らかでしょう。
滋賀作といわれると滋賀県民は癪に障る
例外もありますが、基本的に、滋賀作は、滋賀県民を見下す(軽蔑する)言葉です。揶揄を超えています。
したがって、滋賀県民は他府県民から滋賀作と言われると、癪に障ることがあります。滋賀県民に滋賀作と言うのはおやめください。
そもそも、高度経済成長期(多くの人々が農村から都市へ移動した時代)以降、地縁が薄れています。今や、都市部を中心に地縁は皆無だという地域もあると思います。
また、都市部の住民も、田舎出身、もしくは、祖先が田舎出身者であることも少なくないでしょう。
そんな時代に、京阪神の都市部の方々が、滋賀県民に滋賀作というのは果たして適切なのでしょうか。考えてみてください。
冗談が通じる滋賀県民や寛容な滋賀県民に対しては、滋賀作と言っても嫌な顔はされないと思います。ただ、あまり良い気はしないということは忘れないでください。
終わりに
繰り返しになりますが、原則、滋賀作は滋賀県民を見下すために使われる言葉です。使わないようにお願いいたします。
ところで、京都府民 VS 滋賀県民のネタとして、琵琶湖の水やゲジゲジに関することが挙げられると思います。
当サイトでもこれらのネタに関する記事を収録していますので、もしよければ、以下の関連記事のリンクからご覧ください。