幻のラジオ体操第3で健康な毎日を過ごそう

ラジオと人間と吹き出し

ラジオ体操第3があることをご存知でしょうか。当ブログ管理人(2級ラジオ体操指導士)も時々実践していますが、テンポが速く、非常に良い運動になります。当記事では、”幻の”ラジオ体操第3と呼ばれている所以や私がラジオ体操第3を実践してみての感想などを記します。

“幻の”ラジオ体操第三とは

実は、ラジオ体操第3は、初代と2代目が存在します。今回、紹介しているのは、2代目のラジオ体操第3であります。正直、言っていることがよくわからないと思うので、ラジオ体操の歴史について触れながら、説明することにします。

ラジオ体操(初代ラジオ体操第1)の放送が始まったのは、1928年です。その後、1932年に初代ラジオ体操第2の放送が、1939年に初代ラジオ体操第3(いわゆる大日本国民体操)の放送が始まりました。しかし、初代のラジオ体操は、戦後の1946年4月に、CIE(GHQの部局)の干渉により放送が中止され、すぐに2代目のラジオ体操第1・2・3の放送が始まります。しかし、これら体操の動きが難しく普及が進まなかったため、1947年8月に放送が中止されてしまいます。その後、今のラジオ体操第1・第2が放送されるようになります。

理解いただけたでしょうか。理解いただけたようであれば、“幻の”ラジオ体操第3と呼ばれている所以もお分かりだと思います。そうです、2代目のラジオ体操第3の放送期間が短いうえ、復活することもなかったため、”幻の”ラジオ体操第3と呼ばれているわけなのです。

大学の先生が復刻

ひらめき

そして、時を経て、2013年。龍谷大学教授の安西将也氏と井上辰樹氏が、2代目のラジオ体操第3を復刻させたのです。著書によると、滋賀県東近江市の健康事業の一環で、復刻させたということです。

それ以来、ラジオ体操第3を実践する人が増えていったということになります。滋賀県在住(東近江ではないが…)の私もその一人です。

実践していて思うこと

では、これまで実践してみての感想を述べたいと思います。

テンポがやや速い

右上矢印

まず、全体的に、テンポがやや早いということです。私のような、若者で2級ラジオ体操指導士のような者には大したことないと思いますが、高齢の方からすると、かなりテンポが速く感じられると思います。動きがついていけないかもしれません。

しかし、ご安心ください。実は、龍谷大学の2氏が出しているCDやDVDは、スローバージョンも収録されています。テンポが速くてついていけない方は、スローバージョンでラジオ体操第3を行ってみてください。

動きが複雑

音符

ラジオ体操第3は動きが複雑です。戦後、なかなか普及しなかった所以がよくわかります。とはいえ、正確な動きができるようになるには、慣れだと思います。慣れたらできます。

当ブログ管理人、初めてラジオ体操第3を実施した時は、ほとんどの運動を正確に行えることができませんでした。ただ、今では、大方しっかりできていると自負しています(一部正確な動きができていないところもあるかもしれないが…)。動きが複雑でも慣れたらできるようになります。

ややこしいところも

クエスチョンマーク

当記事の一番上に表示しているアイキャッチ画像でも示していますが、腕の運動がややこしいです。「横・肩・上・肩・前・肩・横・戻す」という号令が動作を簡単に示しています。すなわち、腕を横に伸ばして、指先を肩につけて、腕を上に伸ばして、指先を肩につけて、腕を前に伸ばして、指先を肩につけて、気を付けの姿勢に戻るという動きです。慣れないうちは、順番がごっちゃになってしまうかもしれません。

さらに、この動きに足の曲げ伸ばしも加わると、頭がごちゃごちゃになってしまいます。個々の動きは、体だけでなく頭の体操にもなります。楽しみながら、取り組んでみましょう。

でも、健康な毎日を過ごせそう

吹き出し

これまで、マイナスな事ばかり行ってきましたが、これだけは言えます。それは、健康な毎日を過ごせること

ラジオ体操第3は、現在のラジオ体操第1とラジオ体操第2と比べてみても、運動強度は高くなっています。それ故、ラジオ体操第3をしっかり実践できると、ラジオ体操第1やラジオ体操第2を行うよりも、運動量が多くなるということになります。当然、心拍数についても、それらの体操を行う以上に上がります。ラジオ体操第3で健康な毎日を過ごしましょう。

最後に

いかがでしたか。当ブログ管理人は、2級ラジオ体操指導士ですが、ラジオ体操第3の動きについては試験の範囲外です。しかしながら、やはり、ラジオ体操を普及する者の一人として、ラジオ体操第3は覚えておいたほうがよいと思ってなんとなく始めました。ただ、今では、楽しく取り組んでいます。皆さんが、ラジオ体操第3を楽しく取り組んでいただいて、健康な毎日を過ごして頂けると幸いです。

損害を負っても、私は責任をとれません。持病や体調を考慮し、自分のペースでラジオ体操第3を行いましょう。

参考文献
安西将也・井上辰樹(2015)『DVD付き 幻のラジオ体操第3』角川書店