こんにちは。突然ですが、当ブログの管理人は20代前半の年齢でありながら、自称ラジオ体操愛好家です。それ故、1級ラジオ体操指導士の資格を保有しています。そこで、本日はラジオ体操指導員はどんな資格なのか、どうしたら取得できるかといったことを解説します。
ラジオ体操指導員とは
実は、ラジオ体操の資格は3種類あります。(図の)上から、1級ラジオ体操指導士、2級ラジオ体操指導士、ラジオ体操指導員です。私は、まだ一番下のラジオ体操指導士というわけです。それぞれの資格保有者の有する技能を引用により紹介します。
1級ラジオ体操指導士
ラジオ体操等の優れた技能と指導力を持って従来から継続的に普及推進活動に当たり、多方面にわたる活動を行いかつ高い実績を有し、原則として全国地域を対象に普及推進活動ができる者
NPO法人全国ラジオ体操連盟ホームページより引用
2級ラジオ体操指導士
ラジオ体操等の優れた技能を持って従来から継続的に普及推進活動に当たり、かつ高い実績を有し、原則として都道府県内を対象に普及推進活動ができる者
NPO法人全国ラジオ体操連盟ホームページより引用
ラジオ体操指導員
ラジオ体操等の技能を有し、原則として居住している近隣地域を対象に普及推進活動ができる者
NPO法人全国ラジオ体操連盟ホームページより引用
以上からわかるように、ラジオ体操指導員が一番格下の資格となるわけです。
なお、2級ラジオ体操指導士になるためにはラジオ体操指導員の資格が、1級ラジオ体操指導士になるためには2級ラジオ体操指導士の資格が必要となるため、より上の資格を目指される方も、必ずラジオ体操指導員の資格を取得しなければなりません。
ちなみに、1級ラジオ体操指導士の上に指導委員と呼ばれる方がいますが、NHKテレビ・ラジオ体操の出演者・元出演者からなり、一般の人はなれません。
どうしたらラジオ体操指導員になれる?
私の経験を織り交ぜながら、ラジオ体操指導員の資格取得方法を説明します。
まずは申し込もう
春と秋に全国の各地で指導者講習会があります。NPO法人全国ラジオ体操連盟ホームページを参考に、会場や日付の観点から受講できる講習会を探しましょう。
見つけましたら、指定の場所に申し込み用の往復はがきを送ります。はがきの書き方などもホームページに載っていますので参考にしてください。できるだけ、余裕をもって応募しましょう。
講習会に行こう
私は、2018年の春、大阪の東淀川体育館で受講しました。約3時間、ラジオ体操第一、ラジオ体操第二、みんなの体操をしっかり学びました。
担当の講師の方は、ラジオやテレビでおなじみの鈴木先生とテレビでおなじみの舘野先生、もうお一方はおそらく藤本先生だったと思います。先生方のご指導は大変わかりやすいものでした。ラジオ体操の奥深さを改めて知ることができました。
少し困惑したのは、指導者講習会なので対面動作(左右逆)でラジオ体操、みんなの体操をしなければならないことです。ただ、すぐ慣れますので、あまり気にしなくてよいと思います。
ちなみに、指導者講習会の参加者はほとんどが年配の方で、若い方は少なかったように感じます。私のように、ラジオ体操を愛好している大学生(若者)はほとんどいませんでしたが、将来体育の教員を目指しているという大学生は若干名見受けられました。
また、大阪城ラジオ体操会の方々がたくさんご参加されていたことも印象的でした。
注意点は、会場には余裕をもって到着しておくこと、講習会の翌日は筋肉痛になる可能性があることを理解しておくことの2点くらいですかね。あと、講習会の参加は無料です。
申請しよう
指導者講習会修了後1か月以内に、申請書(個人情報や、今後の抱負などを記入)をラジオ体操連盟に提出(郵送)してください。期日を過ぎないように注意してください。そののち、お金(確か2000円だったはず)を納めると完了です。
以下のような、認定証とバッジが届きます。
以上からわかる通り、実はラジオ体操指導員になるには指導者講習会に参加するだけでよく、試験などはありません(2級指導士、1級指導士は試験がある)。結構気軽にとれる資格といえます。
ラジオ体操指導員の活動内容例
ラジオ体操指導員は、原則として近隣地域においてラジオ体操の普及活動をすることになっています。ただ、そんなに「近隣地域」にとらわれなくてよいと思います。2つほど活動内容例を挙げておきます。
ラジオ体操の会での実演
近所にラジオ体操会があれば、指導者講習会で習ったことをもとに、前に出て実演(もちろん前に出るので左右逆で)をするといったことをされたら良いと思います。夏休み限定子供のラジオ体操会に出向いて実演するということもよいと思います。
職場での実演
職場でラジオ体操を実演するということもよいのではないでしょうか。朝礼の際にラジオ体操を実施している職場も多いと聞いています。指導者講習会の内容を職場でも十分に生かせます。
最後に
ラジオ体操に少しでも興味のある方は、ぜひラジオ体操指導員の資格を取得してください。そして、正しいラジオ体操を普及していきましょう。また、ラジオ体操指導員の資格取得後は、2級指導士、1級指導士を目指されるのもよいのではないでしょうか。私は、2019年の秋に2級指導士を受験する予定です。
(追記)
当ブログ管理人は、1級ラジオ体操指導士になりました。私に対してラジオ体操の講習に関するご要望やご質問があれば、下部の当ブログお問合せフォームよりお願いいたします。若手の1級ラジオ体操指導士の視点からお答えいたします。なお、私の活動範囲は、原則、居住地である滋賀県のみとなります。あらかじめ、ご了承ください。