滋賀県には(新聞協会会員の)地方紙がない。その代わり…

皆さんの地元には、地方紙(地方新聞)はございますか。例えば、北海道には北海道新聞、群馬には上毛新聞、沖縄にはかの有名な琉球新報、沖縄タイムスがあります(ちなみに沖縄では当日の全国紙は読めない)。では、滋賀県の地方紙は何新聞でしょうか。琵琶湖新聞?滋賀新聞?…。詳しく見ていきましょう。

滋賀県に地方紙はない

新聞のイラストの上にバツ印

実は、滋賀県に新聞協会会員の地方紙(地方新聞)はありません。地方紙がない都道府県は、東京や大阪といった大都市を除くと滋賀県だけです。

ところで地方紙を読むメリットは何でしょうか?

地元の情報を詳しく知ることができる。

これは言うまでもありません。一般的な全国紙は、地元の情報も載せていますが、せいぜい1面から2面程度しか割いていません。一方の地方紙は、地元の情報に力点を置いています。地元の課題を深く掘り下げてかつ寄り添うというところがいいですね。全国紙に比べて、地方紙は地元の情報を詳しく知ることができることは明らかです。

共同通信の記事を読むことができる。

地方紙は、全国の話題をどのように手に入れているのでしょうか。地方紙の記者が全国津々浦々に駐在しているのでしょうか?実は、地方紙に載っている全国の話題は、主に共同通信(通信社)によるものなのです。共同通信の記者が全国津々浦々に駐在していて記事を各地方紙に供給しているわけです。
共同通信は全国紙並みに記者がいるため、情報収集のためには全国紙の記事とともに共同通信の記事もしっかり確認しておくことは不可欠です。ちなみに、記事は比較的中立といえます。



こんなメリットがあるのに滋賀県では地方紙が読めないのかと悲観される方もいらっしゃると思います。でも、滋賀県では、実は滋賀県の地方紙ではありませんが、地方紙を読むことができるのです。どういうことなのか、以下で説明します。

他地域の地方紙はある

実は、他地域の地方紙(京都新聞・中日新聞)は読むことができます。しかも、滋賀県版として読むことができます。この2紙が滋賀県における地方紙の役割をしっかり果たしてくれています

京都新聞滋賀版

京都新聞滋賀県版

京都新聞は京都のみで普及しているとお思いの方もいらっしゃるはずです。しかし、実は滋賀県でも普及しているのです。とりわけ、滋賀県の南部で結構普及しています。滋賀の話題だけでなく、隣県である京都の大きな話題も知ることができます。

中日新聞滋賀版

中日新聞滋賀県版

中日新聞は、一種のブロック紙といってよいと思います。東海を中心に広く普及しています。実は、滋賀県でも普及していて、とりわけ北部で広く普及しています。投書欄を読んでいると、東海地方周辺にお住いの方々の意見が数多く見受けられます。

※もちろん、京都新聞を滋賀県北部で、中日新聞を滋賀県南部で購読することも可能です。

広義の地方紙もある

新聞協会会員の地方紙を狭義の地方紙とすると、新聞協会会員ではありませんが地元の話題を扱っている地方紙もあります(これを広義の地方紙と呼ぶことにします)。

滋賀報知新聞

主に、東近江・湖東で普及しています。地域密着型の新聞で、滋賀県についての情報がかなり詳しく載っています。ちなみに「スポーツ報知」とは関係ありません。

最後に

いかがでしたか。滋賀県には新聞協会会員の地方紙はありませんが、周辺府県の地方紙の滋賀県版を2紙も読めるのです(これはある意味で恵まれた環境?)。また、滋賀報知新聞のように新聞協会会員でない(広義の)地方紙もあります。これらの新聞が地方紙の役割をしっかりと果たしています。滋賀県民の方、また移住しようと考えている方、安心して滋賀県で地方紙を購読してください。