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滋賀の長嶋神社に行く!鳥居と本殿の間に隧道があります!

分断参道

滋賀県野洲市長島にある長嶋神社へと行ってきました。

農道のようなところを歩いていると見えてくるのが、神社の鳥居(一の鳥居)です。

しかし、鳥居の先あるのは、道路です。神社の本殿があるようにはとても思えません。

実は、長嶋神社は、分断参道を有する神社なのです。

分断参道とは、線路や道路の開発などによって、本来存在した参道が分断されてしまった参道のことです。

長嶋神社の参道は、なぜ、分断されてしまったのでしょうか。

YouTubeでも取り上げました

長嶋神社へと行く

農道

徒歩で長嶋神社へと向かっています。このような農道のような道路を、歩いていくことになります。周囲は、圃場整備がなされた農地です。

上の写真では、JRの線路やこんもりとした森のような場所を確認することができます。

※雨の日に伺いましたので、写真が全体的に暗くなっております。ご了承くださいませ。

こんなところに鳥居が・・・

長嶋神社の鳥居

農道を少し歩きますと、鳥居が見えてきました。これが、長嶋神社の一の鳥居です。

しかしながら、冒頭に述べました通り、鳥居の先に神社の本殿があるような雰囲気は全くなく、道路が続いています。

本来は、この鳥居より先に参道が続いていて、そのまま神社の境内に入ることができました。

しかし、現在は、この鳥居を通っても、直接、神社の境内に入ることはできません。

参道が何らかの理由で分断されてしまっているのです。分断参道ということになります。

鳥居が不自然な位置にあるように見えますが、周囲は農地でございますので、これは、圃場整備の影響ではないかと思われます。

何らかの理由とは何でしょうか・・・?それは、鉄道(JR琵琶湖線)です。上の写真にも列車が写り込んでいますが、線路ができてしまったので、参道が分断されたということになります。

隧道(トンネル)を発見

長嶋神社の参道隧道

こちらの場所は、JR琵琶湖線における篠原駅より少し野洲側にあたる場所となります。

実は、篠原駅の手前で、天井川である光善寺川を越えて、そのまま、上野山と呼ばれていたやや小高い場所にある篠原駅へと列車が入線してまいりますので、盛り土により高いところを線路が通っているのです。

それ故、線路の下に隧道(トンネル)をつくって、道路(参道)を通しているのです。

線路が通っている場所は、もともと、長嶋神社の参道でしたので、その重要性に鑑み、隧道(トンネル)がつくられたとみられます。

隧道を抜けると・・・

長嶋神社の参道の隧道

この地において鉄道(官設鉄道)が開通をしたのは、1889年(明治22年)

一方で、長嶋神社が創立されたのは、1404年(応永11年)です。室町時代です。

鉄道開通時において、歴史ある神社の参道を分断しないように、隧道をつくったことは、当然のことのように思います。

隧道は美しいレンガ積みでした。レンガ積み隧道の先に、長嶋神社が見えてきました。

長嶋神社本殿

ということで、線路をこえて、長嶋神社の境内に入ることができました。

御祭神は、「玉津姫命 菅原道眞公 石神」です。現在も、野洲市長島地区の守り神になっているとみられます。

近くには天井川がある

光善寺川

長嶋神社のすぐ近くには、光善寺川という天井川が流れております。

天井川とは、周囲の土地よりも高いところを流れる川のことです。

上流の山の土砂が流出・川床の堆積していくことと堤防の高さを高くすることを繰り返すことにより、天井川が形成されていきました。

私は、これまで、滋賀県内の様々な天井川を巡ってきましたが、光善寺川は、非常に顕著な天井川だと感じました。

東海道新幹線と天井川

東海道新幹線は、高架線であったはず・・・ですが、何と、光善寺川の堤防からは、東海道新幹線を間近から見ることができます。大迫力でした。

こんなに近くで新幹線を見られますので、光善寺川が増水したらまずいのではないかと思ってしまいました。

1941年(昭和16年)には、豪雨によって、光善寺川の堤防が決壊してしまい、東海道本線が、数日間、不通になったという記録もあります。

天井川…おそるべしです。昔よりも、治水対策が進んでいることは確かですが、天井川を決して舐めてはいけません。

アクセス

名称:長嶋神社
住所:滋賀県野洲市長島382
アクセス:JR琵琶湖線の篠原駅から徒歩で約20分
駐車場:無し

篠原駅と長嶋神社の中間地点あたりに、天井川である光善寺川が流れております。

光善寺川も、ぜひ、一緒に、ご覧いただければと思います。

  • この記事を書いた人

undecided

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