滋賀県にある「米原」という地名。東海道新幹線の駅がありますので、聞いたことがあるという方も少なくないでしょう。
この「米原」とう地名は、何と読むかご存じでしょうか。
「まいばら」でしょうか?「まいはら」でしょうか?もしくは「よねはら」「よなばる」でしょうか?
なんとなくは知っていても、詳細は知らないという方は少なくないでしょう。当記事では、「米原」の読み方について解説いたします。
米原市=「まいばら」し
最初に、市名についてです。米原市と書いて「まいばらし」と読みます。
したがって、日常会話で、「米原に遊びに行きませんか」などというときは、米原を「まいばら」と読むのがふさわしいということになります。
米原市米原は?
では、「米原市米原」は何と読むでしょうか。注意が必要です。正解は、「まいばらしまいはら」です。例えば、日常会話で、「米原1016番地に郵便物を送って」などと言う際、米原は「まいはら」になります。
米原(まいはら)地区は、米原駅の東側にあたる場所です。
※米原市米原1016番地は、新庁舎のある場所です。
旧「米原町」は
旧米原町は、1923年、入江村が改称されて、成立いたしました。その後、1956年には、醒井村・息郷村と合併しています。
旧米原町は、2005年2月に、旧山東町、旧伊吹町とともに合併して米原市(まいばらし)となりましたため、消滅しました。
旧「米原町」も読み方は、何と、「まいはらちょう」です。ややこしい・・・。
米原駅=「まいばら」えき
次に、JR(新幹線・在来線)の駅名についてです。米原駅と書いて「まいばらえき」と読みます。
米原行きの電車があるので、神戸線や京都線を使う滋賀県民以外の方々にとっても、なじみのある駅名かもしれません。
駅の自動放送で、「まいばら」と言っていることを聞いたことがあるのではないでしょうか。
なお、近江鉄道の米原駅も、「まいばらえき」と読みます。
米原インター=「まいはら」インター
高速道路になると、話が変わってきます。何と、米原インターと書いて、「まいはらインター」と読みます。
ラジオの交通情報やハイウェイラジオで確認してみて下さい。「まいはら」と発音されています。
そのほか、米原ジャンクションなどの米原も「まいはら」と読むことになります。
実は、2001年までは、駅名と同様「まいばら」と読んでいたようなのですが、その後、旧米原町(まいはらちょう)の町名に合わせるため、「まいはら」という読み方に改められました。
旧米原町は、2005年に消滅してしまったものの、高速道路については、引き続き「まいはら」で統一されています。
なぜ、読み方がばらばらなのか
では、上記のように、なぜ、米原の読み方が、「まいばら」と「まいはら」の2通りあるのでしょうか。
米原駅(まいばらえき)ができるまでは、米原は全て「まいはら」と読んでいたとみられます。
しかしながら、前述の通り、どういうわけか、1889年に開業した米原駅を「まいばらえき」と読むことになりました。
これにより、「まいばら」と「まいはら」の2つの読み方が生まれたのです。
まとめ
米原市=まいばらし
米原市米原=まいばらしまいはら
大字米原=おおあざまいはら
米原町=まいはらちょう
米原村=まいはらむら
米原港=まいはらこう
米原駅=まいばらえき
米原インター=まいはらインター
米原ジャンクション=まいはらジャンクション
滋賀県において米原は「まいばら」か「まいはら」ですが、他の地域においては、「よねはら」や「よなばる」と読むところもあるようですのでご注意ください。