南郷からの旧参道(山道)にて、立木観音の参拝に行ってきた

立木観音旧参道入り口

滋賀県大津市にある立木観音(立木山寺・安養寺)に参拝に行ってきました。立木観音といえば長い階段をひたすら登るイメージを抱かれる方もいらっしゃると思います。しかし、当ブログ管理人は、本来の参道(旧参道)である南郷からの山道を使い立木観音へ行ってきました。

立木観音といえば階段…?

立木観音に行くために800段の階段を登るという方も少なくないと思います。しかし、本来の参道は階段を登るルートではありません。南郷からの山道が本来の参道なのです。実際に、この山道を歩くよう勧めている案内板が立木観音内(階段と山道の合流点・分岐点付近)にありました。引用します。

左の道は昔観音さまにお参りするため私達の祖先が、長年艱難辛苦のすえ十八丁もある山道を切開いて造られた貴い参道で石段が出来るまでは、この道を歩いてお参りになつたのです。「南郷」バス停留所までゆるやかな一本道で、約四十分かかりますが、古老の足跡をたずねながら美しい自然に接せられますことをおすすめします。

案内板より引用

ごめんなさい(__)、実は、石段ができた年がよくわかりませんでした。

ただ、立木山の開山が815年ということですから、単純計算をすると、山道は約1200年もの歴史があるということになります。皆様も、ぜひ、山道より立木観音を参拝しに行ってください。

立木観音参道説明図

上の写真が、立木観音の参道の説明図です。私は、南郷からの点線ルートをたどったわけです。では、以下、山道の様子をリポートします。

一点だけ注意です。上の図にも書かれているとおり、車で立木観音を訪れる方は必ず石段から登ってください。南郷の山道は車が入れないのみならず、その周辺に駐車場はありません。

二十丁の道(十八丁の山道)

立木観音旧参道入り口

南郷バス停付近から、立木観音までは二十丁です。そのうち、山道は十八丁です。一丁が約108mですから、立木観音までは約2000m歩かねばならないということになります。道はなだらかとはいえ、登りが急な場所もあります。それ故、所要時間は40分から50分ということになります。なお、各所に道標があり、あと何丁で立木観音に到着するかがわかります。

南郷バス停(大石方面)正面の路地からスタート!

山道の最寄りは、南郷バス停(大石方面)です。バスを降り国道を渡った場所からスタートです。南郷バス停から見えますが、道標や石碑があります。ここを進んでいきます。

最初は住宅街ですが、少し歩くと、周りが田んぼになります。田んぼの周りには柵が張られていました。ここもまっすぐ進みます。さらに先を進むと墓地があり、山に入っていきます。最初は、この道が本当に参道なのかと思われるかもしれませんが、気にせずに直進しましょう。なお、気になるのであれば、一丁ごとにある道標を頼りにしてください。

いざ、山道へ

山道へ入ります。塗装はされていませんが、最初は砂利などでしっかりと整地されています。比較的、歩きやすい道が続きます。なお、山道は歩行者専用道路です。自動車や自転車は進入禁止ですのでご注意ください。

この付近は横に小川が流れており、水のせせらぎが聞こえてきます。十二丁目付近まで、横に小川が流れています。

十三丁目をこえた付近に、車止めがあります。そして、その近くには、竹の棒もあります。というのも、ここから、本格的な登りが始まります。竹の棒は、ご自由に使って良いと思います。私はまだ若いですので、使わずに登りました。

十一丁目から八丁目あたりは急な登り

特に大変なのは、十一丁目から八丁目です。左上の写真は、十一丁の道標ですが、このあたりから、急な登りとなります。がんばりましょう。右上と左下の写真が、登りの様子です。右下の写真は、帰路に撮影したものです。このように見ると、結構な登りであることがわかると思います。

八丁目到達

八丁目に到達です。これ以降は、比較的、緩やかになります。この八丁目付近は、大きな岩があります(右の写真)。

この岩を登ってみると、、、

こんな光景が!この岩は、砂山と呼ばれています。確かに、砂が固まったような感じがします。実は、この先、別の道が続いています。今回はこれ以上進みません。なお、この先が気になる方は、インターネット等で調べてみて下さい。登山愛好家が様々な情報を発信しています。

では、参道に戻りましょう。

~立木観音まで

八丁目を過ぎると、比較的なだらかな道が続きます。土砂崩れしたような箇所もありました。落石には十分に注意してください。

そして、

立木観音参道の開けた場所

一瞬、開けた箇所があります(上の写真)。そこは、美しい光景が広がっています。瀬田川や田上方面の集落が見えます。

さらに進むと石が敷かれた道になります。参道らしくなってきました。ゴールはもうすぐそこです。

ところで、右下の写真は、運搬用モノレールの軌条ですね。上を向くと、モノレールの終着点がありました。

そして、きれいなトイレが見えてきます。これをこえると、別の(石段を登る)参道と合流。数十段石段を登ると、立木観音に到着です。お疲れ様でした。

新型コロナウイルス感染防止対策のため、立木観音の境内に入る際は、マスクを着用せねばなりません。登山・運動目的で、マスクを持っていない方は入場できません。

立木観音とは

奥が観音堂

たちきさん」などと親しまれている立木観音。その歴史は815年までさかのぼります。815年、弘法大師(空海)が瀬田川の対岸に霊木があるのを発見しました。そちらに行きたいが、瀬田川の渓谷の流れが急で渡れずにいました。そのとき、白鹿が現れ、弘法大使を対岸まで運んだとのこと(←鹿跳渓谷の由来です)。その白鹿は、観世音に姿を変え、消え去りました。弘法大師は当時、厄年の42歳。この出来事に歓喜し、その霊木を立木のままに観世音の像を刻み、立木観音ができたとされています。それ故、現在も厄除けのために多くの人々が訪れるわけです。

(立木観音ホームページを参照しました)

立木観音を参拝

さて、まずは、観音堂を参拝します。あまりよろしくないかと思い、観音堂内部の写真は撮っていません(外観は上の写真を参照してください)。


そして、観音堂をこえると、階段がありますので、登っていきます。

まず出てくるのは、厄除けの鐘です。一人一回撞くことができます。

ただし、当ブログ管理人が訪れた際は、新型コロナウイルスの影響で、鐘撞きをすることができませんでした。仕方のないことです。


更に階段を上っていきます。

すると、奥之院ががあります。奥之院も参拝し、その後、下に降りていきます。

これで参拝は終了です。帰路も山道を通って帰りました。

なお、御茶所では、新型コロナウイルスの影響で、お茶等を配布していません。ご了承を。

最後に

いかがでしたか。南郷からの参道は、緩やかとはいえ、急な個所もあります。滑らぬようスニーカーを履くなど、ハイキング・登山における最低限の格好で訪れることをおすすめします。

ところで、なぜ、当ブログ管理人は、南郷からの参道を使い、立木観音を参拝したのか。実は、私の移動手段が自転車(ママチャリ)だからです。本来ならば、石段を使い立木観音を訪れる予定だったのですが、国道422号(旧道)の瀬田川令和大橋より南側は、歩道がなく、自転車では極めて危険なのです。したがって、南郷の某所に自転車を置かしてもらい、山道より立木観音を参拝したということになります。

石山駅からバスで来られる方は、山道(南郷下車)か石段(立木観音前下車)か選べますので、ぜひ、山道をご利用ください。なお、繰り返しになりますが、車の方は石段を使って参拝してください。