滋賀県栗東市にある菌神社(くさびらじんじゃ)を参拝してきました。菌はキノコという意味です。キノコを祀っている非常に珍しい神社なのです。かつては、草平社と記されたようです(こちらのほうが読み方がわかりやすいですよねー)。キノコファンの方は、一度訪問してみてはいかがでしょうか。
「菌神社」読み方は?
改めてですが、「菌神社」は「くさびらじんじゃ」と読みます。菌はキノコという意味です(実際、菌と書いてキノコと読む場合もあります)。それゆえ、くさびらも同様、キノコの意味です。
明治までは、草平社と記されていたようです。意味は同様です。
すなわち、キノコを祀っている非常に珍しい神社なのです。キノコファンの方も、たびたび、参拝に来るということを聞いたことがあります。
加えて、発酵関係者の方も、たびたび、参拝に来られるということも聞いたことがあります。キノコも発酵食品も、菌食材ですよね。キノコと発酵食品は大いに関係があるのです。
5月3日の祭礼では、古代より伝わる雑魚のなれずしが供えられるようです。思えば、フナとご飯を発酵させてつくる鮒ずしもなれずしの一種ですよねー。
菌神社は、現在、草津市にある伊砂砂神社が管理しています。御朱印は伊砂砂神社で受け付けているとのことです。
参道と境内の様子
参道と境内の様子を紹介しておきます(参道も境内なのか、いまいちよくわかりませんでした…、そんな構造の神社なのです)。
菌神社の参道は、不自然に未舗装になっている場所です。参道の入り口が少しわかりにくいのですが、そんなときは、未舗装の道路を探しましょう。
参道の両脇には、松が植えられています。
参道をしばらく進むと、鳥居があります。一礼をして進みましょう。
さらに進むと、朱色にぬられた橋を渡ることになります。下に流れているのは、葉山川です。そして、公道を横断すると、境内に入ります。奥に屋根が瓦の構造物が見えると思いますが、ここは、もう境内になります。
上の写真に写っているのは、本殿の手前にあった建物です。おそらく、拝殿だろうと思います。ただ、私は、本格的に参拝に来たわけではないので、上にのぼって参拝はしませんでした。
そして、拝殿と思われる建物の奥に、本殿があります。本殿の手前に賽銭箱も設置されていました。
本殿は、元禄時代に再建されたもので、栗東市指定の重要文化財になっているということです。
私は、ここで、参拝をいたしました。
神社のまわりには、木が植えられているのですが、そちらで、サギが繁殖していました。撮影はできませんでしたが、数匹、見ることができました。参拝中、終始、サギの鳴き声が聞こえてきました。
アクセス
菌神社は、草津駅と栗東駅の中間地点ほどにあります。徒歩で訪れることができます。どちらの駅を利用してもよいかと思います。
一方、車で来られる方にとっては、駐車場がどこにあるかが気になるかと思います。周りを見渡してはみたのですが、駐車場と思われる場所はありませんでした。ただ、菌神社の入り口近くに車2・3台ほど止められるようなスペースがありました(上の写真)。
駐車場とは書いていなかったのですが、こちら以外に、止められるような場所はありませんでした。駐車される場合は、自己責任でお願いします。
また、こちらから参道を利用して参拝される方は、参道入り口まで、回り道をしなければなりません。あらかじめご了承くださいませ。