滋賀県大津市木戸にある清林パークの行ってきました。清林パークは相撲をモチーフにした公園です。清林とは、相撲における行司の祖といわれる志賀清林のことです。土俵のような砂場や相撲四十八手のタイルなど、公園内のあちらこちらに相撲に関する構造物等がありました。大変、面白い公園に感じられました。
豊富な遊具の中に…
清林パークは、遊具が非常に豊富な感じがいたしました。子どもたちならば、何時間でも楽しめそうです。
上の写真は、少し高いところから公園の遊具を一望したところを写していますが、清林パークは、丘のごとく、上へ上へと公園が続いています。
この丘のような公園の構造を活かした遊具がありました。まずは、何といっても、滑り台です。そして、滑り台の奥には、斜面に網がはられています。この網をのぼって遊ぶ遊具です。
小さい子向けの遊具も設置されていました。豊富な遊具、本当に楽しめそうです。
そうした中、大変、興味深いものを見つけました。
ん?、土俵!?
またまた、土俵!?
土俵らしきものがありました。正式な土俵ではありませんが、土俵線がきっちりと書かれていて、土俵を再現されていました。
土俵らしきものが象徴していますが、清林パークは、相撲をモチーフにした公園なのです。
相撲四十八手
この公園の丘のようなところをのぼると、面白いものがあります。それが、相撲四十八手のタイルです。上の写真は、「がっしょうひねり」という決まり手のタイルですが、こうしたタイルが48個設置されています。タイルに書かれている48の決まり手を相撲四十八手というそうです。
駐車場には番付が書かれている
駐車場にも面白いものがありました。なんと、駐車場に、番付が埋め込まれているのです。駐車スペースを確認したところ、それぞれ、横綱・大関・関脇・小結・前頭と書かれていました。十両以下は書かれていませんでした。
ただし、この文字が書かれているのは、車いす専用駐車場以外となります。
ぐんばい広場
清林パークの高いところにあるのが、ぐんばい広場です。遊具がある場所では思う存分走り回ることができないかと思いますが、こちらでは思う存分走り回ることができそうです。
上の写真では見えませんが、この広場の、端っこに階段がありました。その階段をのぼると、道路に出てきます。
この道路は、志賀聖苑へと続きます。すなわち、火葬場へと続く道であります。大津市には、火葬場が、2カ所ありますが、そのうちの一つがこの道を進んだところにあります。
「清林」とは
清林パークという公園名についてですが、「清林」とは何を意味するのでしょうか。「清林」は、志賀清林という人物のことです。志賀清林は、奈良時代を生きた人物で、相撲における行司の祖といわれています。
相撲の禁じ手が「突く・ける・殴る」であるといったことや、先ほど触れた相撲四十八手の基礎を確立したといわれています。
私が訪問したときは雨が降っていたので、今回は訪問しなかったのですが、清林パークの近くには志賀清林のお墓があります。
アクセス
清林パークは、滋賀県道558号線沿いにあります。(珍しい)駐車場もありますので、車でのアクセスもOKです。
電車の方は、JR湖西線の志賀駅より徒歩で15分程度で行くことができます。私も、志賀駅から徒歩で訪問しました。
清林パークは、相撲をモチーフにした面白い公園で、お子さんが楽しめそうな遊具が多数設置されています。ぜひ、訪問してみてください。