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【NHKラジオ】特設の台風情報を聞く際に知っておきたいこと。

2020年9月4日

ラジオとキャスターと台風の画像

台風により停電が発生しテレビやスマホを使えず、台風情報を収集できない…。こうした時に役立つのがラジオです。実際に、過去の災害時にラジオというメディアが最も役立ったという結果もあります。そして、災害報道といえばNHKです。したがって、当記事では、NHKラジオの台風情報を聞くうえで、知っておきたいことを、平時・有事ともに朝から晩までNHKリスナーである当ブログ管理人が述べます。とりわけ、NHKラジオ初心者の方はぜひ理解しておきましょう。

特設の台風情報の流れ

メモ

台風情報はNHKラジオ第一放送(NHKR1)で放送されます。NHKR1にラジオを合わせてください。

どのくらい台風が接近しているかや、どのくらい台風が強いのかによって、特設の台風情報の時間は異なることを、まずご理解ください。

ただ、基本的には、前半と後半に分かれます。仮に、台風がかなり接近していてかつそれなりの強さを維持している場合は、毎時00分~30分が前半の台風情報毎時30分~55分が後半の台風情報ということになります。前半と後半では、担当アナウンサーが交代する場合がほとんどです。そして、毎時55分~00分が、お近くの放送局からのニュース・気象情報・交通情報などとなります(これは、通常放送と同様であり、深夜帯はない)。

以上の内容をまとめると…

00分~30分 東京からの台風情報前半

30分~55分 東京からの台風情報後半(前半とアナウンサーが代わる)

55分~00分 近くの放送局から気象情報等(深夜帯は除く)

なお、台風情報が(前半の場合)30分・(後半の場合)25分ずっとなされない場合もあります(上記の例の如く30分間、そして25分間丸々ニュースになる場合は、かなり切迫した状況といえます)。私の過去の経験ですと、少し早めにニュースを終了し、次の時間まで、通常番組担当の別のアナウンサーやパーソナリティが繋いだり、音楽を流したり、災害の備えに関する情報を流したりした例などがあります。


さらに詳しく見ていきましょう。東京からの台風情報(前半・後半)の一連の流れを確認します。まず、最初に、担当アナウンサーが台風の概要や予想される雨量・風速・波の高さが述べられます。次に、気象予報士(例外も少なくないが、一般的には朝は伊藤みゆき氏、昼は弓木春奈氏、夜は福田寛之氏)が警戒すべき点などを話されます。次に、被害状況や避難・河川の情報、交通の影響などをアナウンサーから伝えられます。時間があれば、再度、台風の概要や予想される雨量等が繰り返し述べられるということになります。

以上の内容をまとめると…

〇台風の概要や予想される雨量・風速・波の高さ

〇気象予報士による解説

〇被害状況や避難・河川の情報、交通の影響

といった順に述べられる。



次に、NHKラジオ初心者の方が戸惑われないように、「番組の途中ですが…」などと台風情報が中断した場合やラジオからアナウンサーの声とともに雨・風の音が聞こえる場合は、どのように捉えるべきなのか述べます。

東京からの放送が突如中断、「番組の途中ですが…」

非難する人々

まず、東京からの台風情報が、「番組の途中ですが〇〇のスタジオから…」などと急きょ中断された場合はどのように考えるべきなのでしょうか。実は、番組が中断される理由は、お近くの放送局から発信すべき情報があるからです。これは、台風の時のみならず平時も同じです。ですが、NHKラジオに馴染みがない方は、戸惑われるかもしれませんね。

どういったときに中断されるのでしょうか。私(滋賀在住・大阪局視聴)の経験によると、以下の場合などに中断され、近くの放送局からの放送に切り替わります。

  • 気象警報(以上)発令
    →特別警報は全国放送により警戒が呼びかけられますが、近くの放送局からも警戒が呼びかけられる場合もあります。
  • 竜巻注意情報発令
  • 氾濫警戒情報(以上)発令
    →氾濫危険情報・氾濫発生情報も!とりわけ、氾濫発生情報の場合は全国放送で警戒が呼びかけるときもあります。
  • 避難準備情報(以上)発令
    →避難勧告・避難指示も!
  • 高速道路通行止
  • 鉄道運休
  • 震度1以上の地震発生
  • その他

台風情報が中断され、お近くの放送局から何らかの情報が発信された場合、もしかしたら身近に災害の危険が迫っているかもしれません。お近くの放送局からの情報もしっかり聞いておきましょう。

なぜか、ラジオから雨の音が聞こえてくる…

ラジオ

次に、ラジオからアナウンサーの声とともに不自然な雨・風の音が聞こえてくる場合があります。そのときは、テレビと同時放送(いわゆるサイマル放送)しているとお考え下さい。詳しくは、以下の記事をご覧ください。

参考記事:「【NHKラジオ】テレビと同時放送の番組は?意外とあります。」(内部リンク)

台風の影響が全くない地域も

クエスチョンマーク

一方で、東京から特設の台風情報が放送される場合は、台風の影響が全くない地域も放送されることになります。「台風の影響がない地域では通常放送をすべきである」「地方局のみが台風情報を伝えるべきだ」といった意見もあるかと思います。一方で、「公共放送が台風情報を全国に報じないのはけしからん」「公共放送であるにもかかわらず、一地方の被害状況を報じないのはおかしい」といった意見もあります。

現在、NHKは後者の意見にたっています。公共放送だからやむをえません。私のようなNHKリスナーの多くもこうしたことは理解していると思います。

アナウンサーに注目

男性ニュースキャスター

ここからは、興味にない方は読む必要がありません。

さて、個人的に気になっているのは、特設の台風情報の担当アナウンサーです。平時にラジオニュースを担当する方が、基本的には、特設も担当することになります。関東甲信越のニュースを中心に担当する2帯担当のアナウンサーも交代としてニュースを読まれることが多いです。ただ通常より長い時間(最大30分間)ニュースを読むということになるので、応援のアナウンサーも来られます。時に、はっと驚くような方も出てきます。台風の特設はシフトが特別になるということですね。

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