滋賀県彦根市に名水百選に選定されている名水があります。
その名水とは、「十王村の水」です。もちろん、無料で水を汲むことができて、さらに、飲むこともできます。
狭隘な道路の一角にある名水ですが、駐車場が整備されておりますので、お車でも汲みに行くことができます。また、最寄り駅からは、徒歩で行くこともできますので、電車の方も安心です。
私は、電車と徒歩で「十王村の水」を汲みにいきました。
そして、帰宅後に、実際にその水を飲みました。「十王村の水」についてリポートいたします。
動画でも解説をしておりますので、ぜひ、ご覧ください。
「十王村の水」
「十王村の水」は、滋賀県彦根市西今町にある、湧水です。名水百選に選定されている水です。
また、江戸時代・元禄年間から知られている湖東三名水としても知られております。
※湖東三名水は、以下の通りです。
- 十王村の水
- 五個荘清水ヶ鼻の水
- 醒井の水
「十王村の水」は、滋賀県道206号の狭隘な道路沿いに、ひっそりと存在しています。石の柵に囲まれた池があり、中央には地蔵堂がありました。
「十王村の水」の湧水は、犬上川の伏流水だと言われていて、水量は非常に豊富でした。この水は、もちろん、飲用可能です。
ただし、ひっきりなしに、水を汲みに来られる方が訪れていましたので、非常に人気な水です。
十王村とは、湧水がある場所周辺における昔の地名です。
名水百選とは
環境省が選定している「名水百選」は、1985年(昭和60年)3月に、全国各地の湧水や河川の中から100ヵ所選ばれました。
そのうち、滋賀県からは、「十王村の水」(彦根市)と泉神社湧水(米原市)の2か所が選定されております。
「全国に多くの形態で存在する清澄な水について、その再発見に努め、広く国民にそれらを紹介し、啓蒙普及を図るとともに、このことを通じ国民の水質保全への認識を深め、併せて優良な水環境を積極的に保護すること等今後の水質保全行政の進展に資すること」を目的に、名水百選の調査・選定が行われました。
実際に飲んだ感想
私は2リットルペットボトルに、水を汲んでまいりました。
帰宅後に、「十王村の水」を、緑茶にして飲みました。
味は非常にまろやかで、軟水といった感じでした。まさに、日本茶を飲むのにはぴったりでした。
水を飲まれる際は、念のため、煮沸をされることをおすすめします。
「十王村の水」に関する伝説
「十王村の水」には、下記の通り、ちょっとした伝説があります。
十王村から、遠い村に嫁いだ娘の母乳があまり出ずに困っていました。そこで、故郷にある十王村の水を飲んだところ、たちまち、母乳の出がよくなり、赤ん坊がすくすくと育っていったとのこと。
こうした伝説があるとのことです。
それ故、地蔵堂にまつられているお地蔵さんは、「母乳の地蔵様」として知られております。
アクセス・駐車場
「十王村の水」への最寄り駅は、JR琵琶湖線の南彦根駅です。南彦根駅東口から、徒歩15分ほどで、「十王村の水」に行くことができます。
私も電車で訪れましたが、汲んだ水を運ぶのが大変なので、あまり多くの水を汲むことができません。
大量の水を汲みたいという方は、お車でどうぞ。
「十王村の水」のすぐ近くには、車数台を停めることのできる駐車場が整備されています。
お車で来られる方は、駐車場をご利用ください。
「十王村の水」の横の道路は、極めて狭隘であるため、路上駐車をすると、車の通行ができません。必ず、駐車場を利用してください。
所在地 | 滋賀県彦根市西今町 |
アクセス | JR琵琶湖線の南彦根駅から徒歩15分。 駐車場は数台分有 |
営業時間・定休日 | なし(24時間 年中無休) |
ルール・マナーを守って、水を汲んでいただきますよう、お願いいたします。