【NHKラジオ】緊急地震速報への対応について考えてみた

文字とラジオ

NHKラジオを聞いていたら、必ず聞くであろう緊急地震速報。NHKラジオを長い間聞いていたら、NHKラジオセンターがどのように緊急地震速報に対応しているのか、分かってきました。ということで、本日は、NHKラジオにおける緊急地震速報について考えてみたいと思います。

緊急地震速報とは

地震には揺れが伝わるのが速いP波と遅れて強い揺れをもたらすS波があります。それ故、P波とS波の伝わる時間差を利用し、P波を検知した段階で瞬時に地震の規模等を推定して、規模の強い地震(S波)がくると認められた場合、気象庁は緊急地震速報を発表します。

NHKでは、震度5弱以上の強い揺れが予想される場合に発表されます。また、震度4以上のやや強い揺れが予想される場所が、警戒すべき地域として発表されます。

NHKテレビの緊急地震速報

緊急地震速報画面
例です。

NHKラジオの緊急地震速報と比較するため、まずは、NHKテレビにおける緊急地震速報について述べます。気象庁から緊急地震速報が発表されると、NHKテレビでは、テロップが表示されます(上図。字幕で推定震源地と警戒すべき地域が表示される。また、地図も表示される)。同時に、お馴染みの恐ろしいチャイムと自動音声でも警戒が呼びかけられます。なお、自動音声の声の主は末田正雄アナウンサーです。

自動音声のスクリプト(原稿)は次の通りです。

(チャイム音)緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。(チャイム音)緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください。

強い揺れに警戒する地域が拡大した場合、すなわち、続報が入った場合は、テロップの字幕と図で伝えられます。


この後、生放送番組であれば、当該番組の出演アナウンサーなどが警戒を呼びかけ、ニュースセンターからの警戒を呼びかける放送に切り替わります。収録番組であれば、しばらくしてニュースセンターから放送に切り替わります。定時ニュースやニュース番組であれば、即座に、警戒が呼びかけられます。なお、アナウンサーは、チャイム音と自動音声が鳴っている際、声が重ならぬよう、基本的には、何も言葉を発しません。

そして、気象庁から情報が入り次第、地震の詳しい情報を伝えるということになります。

私は、NHKテレビを見ている際に、緊急地震速報に遭遇した経験が数えるほどしかありませんので、これ以上詳しく記すことは控えたいと思います。

NHKラジオの緊急地震速報

ラジオ

次に、NHKラジオにおける緊急地震速報についてです。気象庁から緊急地震速報が発表されると、(ニュースも含めた)ラジオ番組は中断され、チャイム音と自動音声が流れます。なお、こちらも、自動音声は末田正雄アナウンサーです。

自動音声のスクリプト(原稿)は次の通りです。

(チャイム音)緊急地震速報です。□□で地震。次の地域は強い揺れに警戒してください。○○、○○、○○、○○、○○。緊急地震速報です。□□で地震。次の地域は強い揺れに警戒してください。○○、○○、○○、○○、○○。緊急地震速報でした。該当する地域の方々は倒れやすい家具などから離れ、テーブルの下などに入って身を守って下さい。車を運転中の方は慌てずに車をゆっくり止めて下さい。上から落ちてくるもの、倒れてくるものに気をつけて下さい。地震の詳しい情報は入り次第お伝えします。(チャイム音)

□□は推定される震源地が入ります。○○は、強い揺れに警戒する地域名や都道府県名が入ります。なお、強い揺れに警戒する地域が拡大した場合、すなわち、続報が入った場合、「緊急地震速報続報です」という自動音声とともに、警戒する地域名や都道府県名が伝えらえます。


この後、ラジオのニュースセンターから警戒が呼びかけられます。たいていは、当該時間帯前後にニュースを担当しているアナウンサーが警戒を呼びかけます。スポーツ担当のアナウンサーの場合ももちろんあります。

末田アナウンサーも、たびたび、ラジオニュースを担当されているため、自動音声もニュースセンターからの警戒を呼びかける放送も、末田アナウンサーの声である場合もあります。

テレビとの違い

クエスチョンマーク

ここまで読んでいただいた方は、お分かりだと思いますが、一応、まとめておきます。

テレビは視覚に訴えることができるため、自動放送における情報量が少なくなっています。一方、ラジオは視覚に訴えることができないため、全ての情報を自動音声で流します

また、緊急地震速報が発表されても、テレビ番組は中断することがありませんが、ラジオ番組は即座に中断されます。

思うこと

メモ

まず、らじるらじるの緊急地震速報について述べます。なんと、らじるらじるは緊急地震速報が鳴りません。それ故、1分弱くらい無音になります。確かに、らじるらじるは放送の遅れがあります。とはいえ、らじるらじるに慣れていない人からすると、1分弱無音になったら、何が起きたのかわからず、当惑してしまうと思います。何らかの形で、無音にならないようにしていただきたいです。

次に、自動音声終了後についてです。自動音声が終わったら、基本的には、アナウンサーが警戒を呼び掛けることになりますが、時々、放送事故かと思うくらい間が空く時があります。テレビの場合は、映像を流しておけるので、(急ぐ必要はありますが)あまり気にしなくてもよい問題ですが、ラジオの場合はそうではありません。放送の準備やニュースセンターへの移動のために、時間を要していると思われますが、できる限りなくしていただきたいです。

最後に

倒壊しそうな家屋

緊急地震速報が鳴ったら、必ず身を守る行動をしてください。私の住んでいる地域は、ここ10年位で2回くらいしか緊急地震速報の警戒地域に入っていませんが、2回とも机の下に入りました。1回目は朝5時台で震度4を観測、2回目は朝7時台で震度3を観測した地震でした。ちなみに、2回目の地震は、緊急地震速報が間に合いませんでした。

そうです。震源が近い場合は、緊急地震速報が間に合わないことがあります。また、震度5弱以上の揺れを観測しない場合にも緊急地震速報が発表される場合もありますし、その逆もあります。緊急地震速報が万能だとは考えないようにしてください。

最後に、緊急地震速報を聞くたび、東日本大震災を思い出すのは私だけでしょうか。東京でも強い揺れに襲わていた中における、伊藤健三アナウンサーの冷静なアナウンスはさすがNHKアナウンサーだなと思いました。なお、伊藤健三アナウンサー、現在は、ラジオニュースを時々担当しておられます。伊藤健三アナウンサーもそうですが、おそらくNHKアナウンサーは日々訓練をされていると思いますので、安心して地震情報を視聴・聴取してよいかと思います。