滋賀大学と和歌山大学とが、たびたび、ライバル関係として取り上げられることがあります(両大学の仲が悪いということを意味しているわけではありません)。両大学の運動部では、滋和戦(和滋戦)という試合があるくらいです。なぜ、このように両大学がライバル関係として取りざたされるのでしょうか。私は、滋賀大学と和歌山大学の間で共通点を見出だすことができるからだと考えています。
当ブログ管理人は滋賀県在住です。したがいまして、恐縮ですが、滋賀寄りの記事になってしまうかもしれません。
両大学について
まずは、滋賀大学と和歌山大学の基本的な情報を述べることにします。両大学ともに国立大学であります。滋賀大学と和歌山大学がどんな大学なのか、理解してもらえると幸いです。
滋賀大学
滋賀大学には、経済学部、教育学部、データサイエンス学部の3学部があります。
経済学部とデータサイエンス学部は、大学の本部も置かれている彦根キャンパス(滋賀県彦根市馬場1丁目1-1)にあります。すぐ近くには彦根城があります。上の地図を参照ください。また、教育学部は、大津キャンパス(大津市平津2丁目5-1)にあります。
和歌山大学
和歌山大学には、経済学部、教育学部、システム工学部、観光学部の4学部があります。
大学は、「和歌山市栄谷930」にあり、本部・各学部とも同じ場所です。それ故、大学の敷地が広いです。場所の詳細は上の地図を参照ください。
滋和戦(和滋戦)
滋賀大学と和歌山大学が、ライバル関係として取りざたされる所以は、何といっても、両大学の運動部において交流戦があるからといってよいでしょう。皆様にぜひ覚えていただきたいことは、交流戦は、お互いの親睦を深めるという目的があるということです。両大学の仲が悪く、お互いを貶すようなものでは決してありません。誤解のないようにお願いいたします。
この交流戦、滋賀大学サイドでは、滋和二大学学長杯争奪総合定期戦(略称:滋和戦)と呼ばれています。また、和歌山大学サイドでは、和滋二大学学長杯争奪総合定期戦(略称:和滋戦)と呼ばれています。お互いのプライドを感じることができますね(笑)。
この滋和戦(和滋戦)は、今や、歴史を積み重ねてきています。今後も、この伝統が続くといいですね。
運動部以外の部門でも、滋賀大学と和歌山大学の間で、ライバル関係のようなものを感じられます。おそらく、滋賀大学と和歌山大学の間で、いくつかの共通点を見出だすことができるからです。似た者同士はぶつかる、みたいなことも言いますからね。以下、両大学の共通点を探ります。
両大学の共通点
ここでは、3つほど述べたいと思います。
発足が戦後(1949年)
滋賀大学、和歌山大学ともに、師範学校などが包括される形で、1949年に発足しました。ただ、1949年前後は、大学再編の時期だったので、滋賀大学、和歌山大学以外にも、多くの大学が発足しています。
ここで、次です。
経済学部と教育学部
発足時もしくは発足後すぐ、滋賀大学と和歌山大学は経済学部と学芸学部(改め教育学部)がありました。比較的近い距離に、似たような大学が2つできたということになりますね。
そして、現在においても、滋賀大学と和歌山大学はともに、経済学部と教育学部があります。
立地
上でも少し述べましたが、比較的近い距離に、滋賀大学と和歌山大学という似たような大学があります。
さらに述べると、滋賀県(とりわけ北部)と和歌山県(とりわけ南部)は、関西圏では外れた存在といった感じがしませんか。立地という観点からも、共通点を見出だすことができます。
滋賀大学と和歌山大学は、上記の通り、共通点が多くあります。こんなに共通点があれば、両大学がライバル関係のようになることも容易に理解することができますね。なお、何度も述べますが、滋賀大学と和歌山大学の仲が悪いということを示しているわけではないので、ご注意を。
最後に
いかがでしたか。滋賀大学と和歌山大学の共通点を理解することができたのではないでしょうか。やはり、こうした共通点があるからこそ、お互いがライバル関係になるものだと思います。今後も、両大学の関係が、悪しきライバルではなく、良きライバルであってほしいと思います。