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金森湧水公園を訪ねた。豊富な湧水と水車が見どころ。

金森湧水公園

(近江八幡に行くため)滋賀県守山市内を自転車で走っていたら、金森湧水公園(かねがもりゆうすいこうえん)を通りかかりました。非常に興味深かったので、訪問しました。「鬼滅の水車」と名付けられた水車や豊富な湧水が目にとまりました。街中であるにもかかわらず、豊かな自然を見ることができる良き場所でした。

※「金森」と書いて「かねがもり」と読みます。

場所

まず、目に入ったのが水車

鬼滅の水車

自転車で、県道146号を走行中、目に入ってきたのが水車です。これは、何としても、訪問せねばならない。このように思い、自転車を止め、訪問。

この水車は、「鬼滅の水車」と称されています。アニメ「鬼滅の刃」に便乗していますね。実は、当ブログ管理人、恥ずかしながら、「鬼滅の刃」を見たことがなく、どんなアニメなのか全くわかりません。

そこで、何か関係があるのか…、調べてみたところ、「鬼滅の刃」内で、「水車(みずぐるま)」という技があるらしいです。したがって、「鬼滅の水車」と称されているのだと思われます。金森町周辺は、子どもが多い地域になりますので、「鬼滅の刃」が好きな子どもは喜びそうですね。

豊富な湧水

金森湧水公園の湧き水

金森湧水公園の一番重要な場所は、やはり、この湧水が流れ出る場所です。「金ヶ森の湧水」と呼ばれています。すごい量ですね。飲むことができるのかは不明ですが、冷たい水でした(容易に飲むことはやめておいたほうがよいでしょう)。

実は、ここには深い歴史があります。

近くに設置されていた看板によると、金森湧水公園がある場所は、金ヶ森の池があり、豊富な地下水が湧き出ていたとのこと。多くの水生生物が住み着いていたなけでなく、なんと、農業用水(水源)として、ここより下流の広い範囲(金森町より草津・守山の湖岸付近まで)で利用されていたのです。

しかし、野洲川改修や産業発展による地下水くみ上げにより、地下水位が干しあがり、昭和50年代に水源としての役割を終えました

そして、2000年に、金森湧水公園として整備され今に至るとのことです。現在、湧き出ている水は、ポンプで地下水をくみ上げています。

金ヶ森湧水のポンプ

地下水を流している小川

金森湧水公園

湧水は、小川に流れ出しています。一部、ビオトープみたいな箇所もありました(上の写真)。網が貼られていて、中には入る事が出来なくなっていますが、ここに、ハリヨという魚を放しているようです。

くれぐれも、ゴミ等を放り投げたり、ハリヨ等捕まえたりしないようにしてください。

ハリヨの案内板

さらに、バイカモも植えてありました。かつての、金ヶ森池の豊かさを取り戻そうとしているように感じられました。

現在、多くの市街地では、自然を見ることができません。守山も人口が増え続けていますが、金森湧水公園は自然豊かです。こうした自然は、ぜひとも、後世に伝えられてほしいと思います。私たちも、自然を傷つけることが無いように気を付けましょう。

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undecided

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