外食をするメリットとは何でしょうか。例えば、家で作ることのできないものを食べることができる、時間を節約することができる、友人と食事を楽しむことができる、といったことを外食をするメリット(必要性)として挙げられると思います。しかし、これらは本当にメリットなのでしょうか。コロナ禍を通じて当ブログ管理人が考えたことを記します。
外食をするメリットとして考えられること
改めて、外食をするメリットを考えてみたいと思います。上記の3つを、少し掘り下げて述べることにします。
イ. 家では作ることのできない、おいしいものを食べられる
考えられる外食のメリットその1は、家ではつくることのできないものを食べられることです。もしくは、仮に家で作れたとしても、よりおいしいものを食べられるということもメリットといえるでしょう。
食事は、日常生活の一部です。仮に、人間の人生が80年強(30000日)・食事は1日3食と設定すると、なんと人生で90000食の食事をしているという計算になります。その1食1食の食事が美味しいほうが、心が充足することはいうまでもないでしょう。しかし、自分だけで美味しい食事を作ることはできるでしょうか。おそらく否でしょう。そこで、外食を利用するのです。外食産業に従事する方は、少なからず、その道のプロといって過言ではありません。日常の食事を外食に頼ると、より美味しい食事をすることができ、心を充足することができます。
ロ. 時間を節約することができる
考えられる外食のメリットその2は、時間を節約することができることです。
家で食事を作るとなると、①食材の買いに行く②レシピを考える③食事を作る・盛り付ける④洗い物をする、という工程が必要になります。私自身、家庭では食事を担当することが多いため、これらの苦労はよくわかります。結構な時間をとられます。これらの大変な工程をこなすくらいならば、時には、外食をしたほうが良いかと思われる方もいらっしゃるでしょう。時間をコストと考えるならば、時間というコストをどのくらいまで減らすのか、そして、お金というコストの消費をどこまで許容するのか、外食の頻度は、これらの兼ね合いによって変わってくることでしょう。
ハ. 友人と食事を楽しむことができる
考えられる外食のメリットその3は、友人などと食事を楽しむことができるということです。
ここで質問ですが、友人などと食事をするとき、家に招くことが多いでしょうか、それとも飲食店で外食をすることが多いでしょうか。おそらく、多くの方は後者、すなわち、飲食店で外食をすることが多いと答えるでしょう。というのも、食事のために友人を家に招くとなると、家の片づけ、食事の準備(上記参考)、家族との調整等々、かなり大変です。したがって、友人など家族以外の人と食事をする際は、飲食店に行き外食をするのが便利なのです。友人らと食事を楽しむことができるのは、主に外食ということになるのです。
しかし、上記のことは、本当に外食のメリットといえるのでしょうか。インターネットが発達した現在、私は、インターネットを最大限活用すると、これらのメリットが失せてしまうと感じるのです。
ネットを活用すると、メリット(必要性)が失せる気がする…
ここからは、インターネットを最大限活用すると、考えられる上記イ・ロ・ハのメリットが失せるかもしれないということを述べます。上記イ・ロ・ハを反論する形で記します。
イ. 今やネット通販で美味しい食材を安価で注文できる
⇔家では作ることのできない、おいしいものを食べられる
食事の美味しさの要素は2つあると思います。一つは食材の良さ、今一つは作り手の良さです。
まず、食材の良さについて。ここ近年は、保存技術や冷凍技術が向上しています。したがって、近所のスーパーマーケットに売っていない遠い産地の美味しい食材なども、ネット通販のボタン1つで、新鮮な状態で、簡単に家に届くようになっています。非常に便利です。
さらに、作り手の良さについて。こちらは、外食ならではと言わざるを得ません。しかし、近年は、加工食品の質が向上しています。自宅でも、外食の味を楽しめるようになってきました。また、とりわけチェーン店を中心とした飲食店は、センターキッチンで一気に調理をし、お店で解凍などを行って提供するというところもあります。それ故、作り手の良さというものが反映されない飲食店もあると考えてよいと思います(外食は絶対に美味しいという観念を抱いている?)。このような実態に鑑みると、外食とは何なのか、考えざるを得なくなります。
そして、何より、外食は高価と言わざるを得ません。当然ですが、飲食店は、利潤を追求するということが大きな目的です。人件費も支払わねばなりません。コストパフォーマンスの観点からも、ネット通販で美味しいものを頼むほうが望ましいわけです。
ネット通販で外食と同じような美味しさを楽しめるのならば、当然、ネット通販を使うという選択になるでしょう。
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最近は、ディナーセットまで、売り出されています。
ロ. 中食産業が発展している
⇔時間を節約することができる
中食という言葉を聞いたことがあるでしょうか。中食とは、家庭外で調理された食べ物を購入し家庭内で食べることをいいます。例えば、スーパーマーケットでお寿司や弁当を買ってくることが挙げられます。今、こうした中食産業が、激アツなのです(惣菜白書といった統計を見ると自明です)。
背景には、共働き世帯の増加やライフスタイルの変化といったことが考えられるでしょう。中食の大きなメリットは、調理をする時間を省くことができることです。①購入②盛り付け③洗い物という簡単な工程だけで済んでしまいます。場合によっては、外食以上に時間を節約できるかもしれません。さらに、中食は外食と同様、家では作ることのできない、おいしいものを食べられるというメリットもあるといえます。
買いに行く時間も無駄だと思われる方は、インターネットを活用してください。今や、ネット上のボタン1つで、出前を取ることができます。
そもそも、料理というものは慣れです。料理を何回も行うと、効率が良くなってきて、短い時間で済ますことができます。外食派の方、その点は、ご理解ください。
ちなみに、慣れると、朝の忙しい時間でも、昼ご飯の弁当も手早く作れるようになりますよー。私の場合、出先での昼食においても、外食…、ではなく、自分で作った弁当です!
関連記事:「【弁当作りのすすめ】大学生の昼食は弁当を!」(内部リンク)
ハ. web会議システムを活用する
⇔友人と食事を楽しむことができる
web会議システム(Zoomなど)を活用すれば、外食をしなくても友人らと食事を楽しむことができるのではないでしょうか。家を出る必要もないので、非常に楽です。私も、web会議システムを利用した食事会を行いましたので、以下、詳しく述べることにします。
新型コロナウイルスの影響で、5人以上のハイリスクな会食(懇親会・会合・飲み会など)はやめるべし、と政府は言っています。それにもかかわらず、私の周辺でも、5人以上の会食をする方々がいます。5人以上の会食をしたいという方は、オンラインでやられたらいかがでしょうか。
web昼食会に参加してみた
最近、web昼食会に参加してきました。実は、私にとって、家族以外の人と食事をとることが、新型コロナウイルス感染拡大以後、この機会が初めてのことでした。
この会のテーマは、「高級食材を安く仕入れ、生活力を競いあう」というものでした。換言すると、自宅で外食気分を味わうということになるでしょうか。私を含めて3人の参加者がいました(少ないと思われるかもしれませんが、私は、今、3人でも外食には行きたくありません)。参加者の食事の写真の掲載許可をもらいましたので、全て掲載いたします。
当ブログ管理人
私は、海鮮を取り寄せ、海鮮丼をつくりました。昼食会の際、だいたい1000円くらいの食事と申し上げましが、改めて計算したところ、実際はもう少し安価でした。
Aさん
Aさんは、国産牛を購入されました(以下の写真)。赤身が多いホルスタイン種だそうです。この食事で1000円くらいとのこと。外で食べたら、もっと高くつくこと間違いありません。素晴らしいです。
Bさん
Bさんは、(海鮮ときのこが入った)アヒージョとチーズケーキなどです。全て自分で作られたとのことです。美味しそうです。3人分作ったとのことですが、価格は1000円以下だそうです。アヒージョを簡単に作ることができるということを知りました。
最後に
外食をしなくても、外食の如く美味しい食事を家で楽しめる時代。私は、外食をするメリットが感じられなくなっています。皆様はいかがでしょうか。
どちらの立場でも差し支えないのですが、コロナ禍の今、5人以上の会食はハイリスクです。美味しいものを家で用意して、オンラインで友人らと集うようにしてください。