滋賀県知事は、5分の1ルールというものを提唱されました。私は、正直、会見でただ述べただけかと思っていたのですが、県ホームページを見てみますと、大々的に提唱しているように感じられました。ということで、当ブログでも、5分の1ルール取り上げます。なお、県は、5分の1ルールを、上のような琵琶湖を5分の1塗りつぶした画像とともに、呼びかけています。
「頭の体操」
単に県の言っていることを紹介しても面白くないと思うので、まずは、頭の体操に取り組んでもらいましょう。(小学校高学年以上の)滋賀県民の皆さんならば、解くことができるでしょう。
問. 琵琶湖の5分の1の面積を求めよ。なお、滋賀県の面積は、4017km²とする。
答えと解説は、当記事の末尾で述べることにします。
では、続いては、本題の5分の1ルールについてです。
5分の1ルールとは
5分の1ルールは、人と人との接触を5分の1にするよう求めるものです。人と人との接触を5分の1にすることは、すなわち、人と人との接触を8割減らすということです。荒っぽく言うと、5分の1ルールは、国が求める人と人との接触を8割減らすということを、分数にしただけです。
確かに、とりわけ、滋賀県民以外の方の中には「なんで、わざわざ分数にする必要があるんや」と思われる方もいらっしゃると思います。しかし、滋賀県民は、「6分の1」という分数に非常に馴染みがあります。「6分の1」は、滋賀県に琵琶湖を占める割合をあらわした数字です。このように、滋賀県民は分数に馴染みがあるため、県は8割削減を5分の1と表現したのでしょう(推測ですが…)。
では、具体的に5分の1ルールは何を指すのでしょうか。8割接触減を実現するために、何をすべきなのでしょうか。県ホームページより引用いたします。
・週5日通っている仕事を1日にして、残り4日は在宅勤務にできないでしょうか
滋賀県ホームページより引用
・50分の会議は10分にできないでしょうか
・食料や日用品の買い物でも家族全員で出かけるのではなく、1人にできないでしょうか
・毎日出かけるのではなく、週に1日の買い物にできないでしょうか
このように、滋賀県は述べています。ただ、これ以外にも、5分の1ルールに当てはまるものは存在すると思います。皆さんが工夫をして、5分の1ルールを実践してみましょう。
これをすることにより、新型コロナウイルスが収束(終息)したらよいのですが…。
「頭の体操」答えと解説
では、最初に述べました、「頭の体操」の答え合わせです。
- 琵琶湖の5分の1の面積を求めよ。なお、滋賀県の面積は、4017km²とする。
- 133.9km²
解説
まず、琵琶湖は滋賀県の6分の1を占めるということを理解しておく必要があります。小学校高学年以上の滋賀県民は、必ず知っている知識だと思います。
これより、4017×1/6=1339/2(669.5)km²
したがって、琵琶湖の5分の1の面積は、
669.5×1/5=133.9 km²
となります。
別解
琵琶湖の面積をご存知の方は、答えが異なります。琵琶湖の面積は、670.4km²です。
これを5分の1にしたものが答えになるので、
670.4×1/5=134.08 km²
となります。