皆さん、こんにちは。草津線の貴生川駅に行くと、ホーム上に改札機があります。私も、初めてそれを見たときは、驚きました。なぜ、ホーム上に改札機があるのか、解説したいと思います。
まずは、構内の構造を確認
では、JR草津線の貴生川駅の構造を確認したいと思います。
上の図を見てください。面白いことに、JR貴生川駅3番乗り場の向かい側(同じホーム)に、第3セクターである信楽高原鐡道の乗り場があることがわかります(信楽高原鐡道はもともと国鉄だから)。実はそれが肝なのです。改札も、3番乗り場と信楽高原鐡道の乗り場のあるホームに2台設置されていることもわかります。
ちなみにですが、なぜか、JRの乗り場において、1番乗り場と3番乗り場があり、2番乗り場がないことがわかります。実はというと、1番乗り場における線路と3番乗り場における線路の間に、もう1本線路があったわけです(数年前、私が貴生川駅を訪れたときは、その線路が存在していた)。それ故、1番乗り場の次は3番乗り場となったんだろうと思います。
JR⇔信楽高原鐡道における乗り換え
JR貴生川駅3番乗り場の向かい側(同じホーム)に、第3セクターである信楽高原鐡道の乗り場があるということは前述しました。
おそらく、皆さん、このような疑問点が生じると思います。「JRから信楽高原鐡道、ないしは信楽高原鐡道からJRにはどのように乗り換えたらよいのか?イコカ等のICカードによる清算はどのようにすればよいのか?」。
ここで、登場するのが、ホーム上にある改札機です。実は、信楽高原鐡道は、イコカなどのICカードを使うことができません。現金のみでの運賃支払いとなります。それ故、JRから信楽高原鐡道に乗り換えられる方はJR線の運賃の精算を、信楽高原鐡道からJRに乗り換えられる方はJRにおける乗車駅の記録をホーム上の改札機を使って行わねばなりません。
なお切符の方は、改札機を通らなくて大丈夫です。
ちなみに
〇草津方面から来るJRの電車は、基本的に2番乗り場に到着します。信楽高原鐡道に乗り換えられる場合は、ホームが変わるのでご注意を。
〇信楽高原鐡道は、いわば、路線バスのようなシステムと考えてください。電車に乗車後、整理券を取るようになっています。
〇実は、信楽駅からJRや近江鉄道の駅までの切符を購入することができます。ただ、その場合、出場は有人改札対応です。
〇ホーム上の改札のうちの1台には、切符が入れられるようになっています。そこには、「信楽線の切符は入れないでください。故障の原因になります。」と記されていますので、ご注意を。
最後に
ホーム上に、改札機がある駅は、結構珍しいと思います。公共交通機関で、信楽へ行くには、信楽高原鐡道に乗らねばなりません。私も、高校時代、部活動の都合で信楽運動公園に行く際は、信楽高原鐡道を利用しました。上で説明しましたが、ICカードをご利用の方は、どうぞご注意くださいませ。