滋賀県情報

1968年に開催された「びわこ大博覧会」の概要は?どの場所で開催された?

2024年4月24日

びわこ大博覧会

皆さま、こんにちは。

本日は、大津市におの浜で開催された「びわこ大博覧会」についてです。

大津市におの浜といえば、西武大津店跡地やピアザ淡海、滋賀県立体育館、びわ湖大津プリンスホテルなどがある場所で、大津市中心部になります。

実は、大津市におの浜は、琵琶湖の埋立地。琵琶湖を埋め立てて間もないころに、「びわこ大博覧会」が開催されたということになります。

大津市におの浜には、マンションが多く、滋賀県とはあまり縁がない「新住民」が多い場所でもあります。

この記事をご覧いただいて、ぜひ、におの浜で「びわこ大博覧会」という博覧会が行われていたことを知っていただきたいです。

↓動画でも解説しています。

「びわこ大博覧会」開催概要

1968年(昭和43年)に開催されました「びわこ大博覧会」の開催概要から見てまいりましょう。

開催概要

名称:びわこ大博覧会(略称:びわこ博)
会場:大津市の琵琶湖埋立地(現:大津市におの浜)
日程:1968年(昭和43年)9月20日~11月10日
記念事業:滋賀県政100周年、大津市政70周年
来場者数:98万5千人
テーマ:湖と文化のまつり

「びわこ大博覧会」(びわこ博)は、盛況のうちに終了いたしました。

どんな博覧会だったのか、もう少し詳しく見ていきましょう。

びわこ博の会場について

びわこ博の会場から、詳しく見ていきましょう。

びわこ博が開催された場所は、大津市の琵琶湖埋立地です。現在の地名は、大津市におの浜となります。

におの浜埋立地

におの浜埋立地

こちらは、びわこ博が開催される少し前の、1968年(昭和43年)5月24日に撮影されました空中写真です。

現在のにおの浜にあたる場所は、埋立地となります。

埋立地の場所は、よく、わかるかと思いますが、現在の住所で申しますと、左からにおの浜1丁目、2丁目、3丁目、4丁目、そして、一番右側は由美浜です。

びわこ大博覧会、略称「びわこ博」の主会場は、現在の4丁目、そして、現在の3丁目などは駐車場として活用されました。

におの浜は埋立地

現在の大津市におの浜には、西武大津店跡地を含めて、新築マンションがどんどん建てられています。

マンションに移住を考えられている方においては、ぜひ、におの浜の歴史について知っておいてほしいと思います。

といっても、におの浜の歴史は浅いです。といいますのも、びわこ博が開催される少し前に、琵琶湖が埋め立てられた場所であるからです。

におの浜は、琵琶湖の埋立地であることを覚えていただけますとうれしいです。

主会場(現 におの浜4丁目)の現在

ウカルちゃんアリーナ
ウカルちゃんアリーナ

びわこ博の主会場であった、現在のにおの浜4丁目は、マンションや事業所などが立ち並んでいる場所となっております。

そうした中で、ウカルちゃんアリーナ(滋賀県立体育館)や滋賀県立武道館、びわ湖大津プリンスホテルといった施設もあります。

ウカルちゃんアリーナの老朽化

ウカルちゃんアリーナは、老朽化が目立ちます。

それもそのはずで、びわこ博が終了して、1973年(昭和48年)10月に完成して以降、ずっと使われているからです。

現在は、瀬田方面で、滋賀ダイハツアリーナの供用が始まっています。ウカルちゃんアリーナについては、国民スポーツ大会終了後に、閉鎖となる可能性があります。

芝桜

また、びわ湖大津プリンスホテル前のなぎさ公園では、シバザクラが植えられています。

このシバザクラについては、たびたび、地域ニュースなどに取り上げられることもあるなど、割と有名な場所です。

びわこ博のパビリオン

びわこ博のパンフレット

博覧会といえば、やはり、パビリオンです。そこで、当時のパンフレットを入手して、どんなパビリオンがあったのか調べてみました。

びわこ博では、以下のようなパビリオンが出展されました。

  • びわこ館(テーマ館)
  • 万博館
  • 世界の湖館
  • 水の神秘感
  • タバコ館
  • 女性観
  • 観光物産館
  • 生活科学館
  • 農林水産館
  • 生活科学館
  • 未来館
  • 交通科学館
  • おりがみ幼稚園
  • 電力電波館
  • 甲賀忍者屋敷

このうち、「びわこ館(テーマ館)」と万博館について、もう少し説明を加えます。

びわこ館(テーマ館)

びわこ博のテーマである「湖と文化のまつり」を体現したパビリオンです。国宝級の仏像をはじめ、滋賀の文化や琵琶湖に関する様々なパネルの展示が行われました。

万博館

びわこ博の2年後に開催される大阪万博の運営主体・日本万国博覧会協会とも協働して、大阪万博のPRに関するパビリオンもつくられました。びわこ博は、いわば、1970年の大阪万博のミニ万博・プレ万博として開催されました。

このように、様々なパビリオンがつくられ、多くの人を魅了させました。

さらに、正面ゲートを入ってするの場所にあったのが、お祭り広場とシンボルタワーでした。

お祭り広場では、様々なステージパフォーマンスが披露されました。

また、シンボルタワーは、ヨットの帆をモチーフにしており、高さが約35mもあったようです。

びわこ博のテーマ「湖と文化のまつり」

におの浜4丁目を見る

びわこ大博覧会(びわこ博)のテーマは「湖と文化のまつり」でした。

琵琶湖やその周辺にはすぐれた歴史があり、素晴らしい文化が発展してきました。

琵琶湖と人間の文化や生活には、深いかかわりがあること。また、広く、水は、人間にとって欠くべからざる存在であること。さらに、今風にいうと、琵琶湖は、単なる近畿の水がめではないということ。

こうした事柄について発信して、高度成長期という時代に、琵琶湖のある大津市や滋賀県の将来はどういった姿になるべきなのか、そうしたことも表現されました。

「テーマ館」跡地は科学館に

びわこ博の多くのパビリオンについては、閉幕後、再開発により取り壊されましたが、「びわこ館(テーマ館)」については、閉幕後、跡地が活用されました。

大津市科学館

科学館の場所

大津市科学館は、1968年に開催されましたびわこ博のテーマ館・びわこ館を活用して、1970年(昭和45年)10月に開館しました。

びわ湖博のレガシーを活用して、科学館ができたといってよいでしょう。

ただ、1992年(平成4年)、科学館はにおの浜から、膳所城跡公園近くの大津市本丸町に移転されてしまっています。現在も、本丸町にあります。

現在は、SL公園など

SL公園

大津市科学館(テーマ館)があった場所は、SL公園がある場所から、におの浜3丁目側にかけてということになります。

その名の通り、SL公園にはSL・蒸気機関車である「C57 128号」が展示されています。

1937年(昭和12年)から1947年(昭和22年)まで活躍していたようです。

C57がこの地にやってきたのは、1976(昭和51年)です。

注目すべきは、このSLについては、現在も、大津市科学館が管理をしていることです。

科学館がにおの浜から、膳所城跡公園近くの大津市本丸町に移転されても、C57はこの地に残され、管理についても、引き続き、科学館が担っているということになります。

大阪・関西万博にむけて

大阪・関西万博滋賀県基本計画

2025年には、大阪・関西万博が開催されます。びわこ博のような盛り上がりを見せることができるのか、注目したいです。

さて、滋賀県は、関西パビリオンにブース出展をして、滋賀県・琵琶湖について発信します。

滋賀県における出展参加のテーマは「Mother Lake~びわ湖とともに脈々と~」です。

とりわけ、展示については、最新技術を用いて、琵琶湖・滋賀県の歴史や現在、また、環境などについて紹介するということです。

1968年のびわこ博の頃とは、全くもって時代背景が異なりますが、この展示をもって、琵琶湖の下流・開催地近くに住む大阪府民をはじめ、多くの人に琵琶湖についての理解を深めていただくことを願うばかりです。

  • この記事を書いた人

未だ定まらざる

滋賀県の地理・地形・土地利用などに関する動画をYouTubeで投稿しております。→チャンネル登録はこちらから

-滋賀県情報