当ブログでは、滋賀県にある全ての鉄道駅を訪問するというプロジェクトを始めました(何年かかるのやら…)。今回は、JR東海道線(琵琶湖線)・守山駅です。滋賀県守山市にある唯一の駅です。守山駅の特徴は、なんといっても、コンビニエンスストアに併設された改札です。詳しく見ていきましょう。
守山駅の基本情報
守山駅は、JR東海道線(琵琶湖線)の駅です。駅番号は、A-22です。隣接する駅は、栗東駅と野洲駅です。守山市は、ベッドタウンとして発達していますので、京都・大阪方面の通勤客の利用も少なくありません。
少し注目いただきたいのが、駅の所在地です。駅の所在地は、滋賀県守山市梅田町1-1です。梅田といえば、大阪だと思いますが、大阪の梅田に全くもって興味がない私にとっての梅田は、言うまでもなく守山市の梅田です。
守山駅には、新快速と特急(はるかとびわこエクスプレス)が停車します。京都・大阪方面の通勤には、非常に便利ですね。なお、大阪発着の「ワイドビューひだ」は通過します(上の写真)。
駅の構造ですが、対面式ホームとなっています。1番線と2番線があります。3番線もあったような痕跡がありましたが、現在は、線路が外されており、運用されていません。
コンビニに併設された改札
守山駅には、非常に珍しい改札があります。というのも、なんと、コンビニエンスストアに併設された改札があるのです。この改札は、野洲・米原方面のホームと守山駅西口を結んでいます。わざわざ、階段をのぼって、2階改札に行く必要がないので、非常に便利です。
私も、実際に、この改札を使ってみました。ホームから、コンビニエンスストアに入ることができます。ここを入ってみます。
ホームよりコンビニに入ると、改札が1機だけ設置されています。また、上の写真左側を見ると、滋賀県発祥の飛び出し坊やが設置されていることが確認できます。この改札を通過すると、コンビニの店内につながっています。
上の写真が、コンビニの外観です。このコンビニの名称は、セブン-イレブンハートイン守山駅西口店です。ハートインは、JRが運営するコンビニのブランド名です。現在は、JRと提携するセブンイレブンがハートインの運営を担っています。
この改札は、乗降客の利便性を高めるべく、セブン-イレブンが入る前(ハートインだった頃)から、この場所に設置されています。
ただし、この改札を利用するにあたり、注意すべき点があります。以下の方々は、この改札を利用できない(利用しないほうがよい)ので、2階の改札をご利用ください。
- きっぷや回数券をお持ちの方
- 出場の際、ICカードのチャージを要する方
- 駅員に用がある方
- 出場後、守山駅東口へ行かれる方
面白い改札ですので、ぜひ、ご利用ください。
続きまして、守山駅の駅前の様子を見ていきます。西口と東口、それぞれ、見てゆきます。最初に、守山駅西口を見ていきます。
守山駅西口の様子
まず、述べておきたいこととして、上の写真のごとく、特徴的なエスカレーターを挙げたいと思います。2階改札より守山駅西口に行くときに利用しました。透明なガラスに覆われ、横には花が植えられています。大変きれいなエスカレーターです。
さて、守山駅においては、西口が街の玄関口です。実際、守山市中心部へは西口から行くことができます。
守山⇔堅田のバス(エコバス)
守山駅に来るバスのほとんどは、西口を発着します。
ここでは、守山駅から堅田駅へのバス(通称、エコバス)に注目します。エコバスは、近江鉄道バスと江若交通が運行しています。守山駅から堅田駅へ行くには、JRとバスの2通りがありますが、時間や運賃の観点から、私はバスを利用することを強くお勧めします。
なお、ショッピングモール・ピエリ守山の無料シャトルバスは、守山駅西口から出ています。
「街の庭」と「少年赤十字団発祥の地」石碑
さらに、守山駅西口には、手作りガーデン「街の庭」というものがあります。様々な植物が植えられていて、また、人口の小川も整備されていました。駅周辺は、マンションや住宅、商業施設が多く、少し窮屈なのですが、ここに行くと、ほっと一息をつくことができます。
驚いたのは、「街の庭」の横に設置されていた、「少年赤十字団発祥の地」という石碑です。日本赤十字社滋賀支部のホームページによると、少年赤十字団発祥地について、次のように書かれていました。
滋賀県の守山市立守山小学校の前身、守山尋常高等小学校は1922(大正11)年、全国に先駆けて青少年赤十字団(JRC)を結成し、赤十字の人道・博愛の精神でボランティア活動を実践する活動の輪がこの日から全国へ広がりました。それを記念し、JR守山駅西口広場に「少年赤十字団発祥の地」と刻まれた顕彰碑が建立されました。
ぜひ、ご覧いただければと思います。
続いて、守山駅東口を見ていきます。
守山駅東口の様子
守山駅東口のエスカレーターも、西口エスカレーターと同様、きれいに整備されています。
※恐れ入りますが、守山駅東口の写真は、用事を終えた夜に撮影しました。見づらくて申し訳ありません。
浮気町
守山駅東口へ降り立って、まず目に入ってくるのが、「浮気」という看板です。というのも、守山駅東口の一帯が「浮気町」なのです。浮気をする人が多い街なのかと思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません(誤解のないように!!)。
実は、「浮気」と書いて、「うわき」ではなく「ふけ」と読みます。
上の看板には、「ハリヨとふれあいの町」と書かれています。この背景について説明しましょう。守山市の市街地を歩いていると、水辺が多いということに気が付くと思います。とりわけ、浮気町には、清流を確認することができ、現在は絶滅危惧種となっているハリヨもいたということなのです。最近は、なかなか見ることが難しいようですが、そんな理由から、浮気町といえば「ハリヨ」ということになります。
駅前広場
東口にも駅前広場が整備されていました。西口よりは簡素な感じはしましたが、景観の観点からはGoodでした。この広場の奥には、ライズヴィル都賀山というホテルがあります。駅の構内からもよく見える、あのホテルです。
東口周辺は、住宅街が広がっており、訪れた日曜日の夜は暗くて静寂な感じがしました。
最後に
いかがでしょうか。守山駅といえば、ベッドタウン住民が利用する、何の変哲もない駅だと思っていましたが、コンビニ改札があるなど、大変面白い駅であることがわかりました。
実は、当記事が、滋賀の駅訪問記の第1号でした。今後、時間をかけて、第2号、第3号・・・・・と頑張って記事を書いていきます。