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【飲める】繖命水(さんめいすい)の湧水をくむ! トンネル掘削に伴い出現!

繖命水

JR琵琶湖線の能登川駅(新快速停車駅)から、徒歩でおよそ30分。繖山トンネルのすぐ近くに、湧水があることはご存じでしょうか。

その湧水の名は、繖命水です。もちろん、飲むことも可能です。

私は、緑茶として、繖命水を飲みましたが、まろやかで非常においしかったです。

繖命水は、なんと、繖山トンネルの掘削にともなって、湧き出てきた水です。水量も非常に豊富でした。

電車よりお車でのアクセスの方が良好です。お近くを通られた際は、ぜひ、お立ち寄りくださいませ。

繖命水を汲みに行く

繖命水

ということで、繖命水へと来ました。非常に多くの水が、こんこんと湧き出ています。繖命水は、鈴鹿山脈を源とする伏流水です。

水槽がありますので、野菜を洗うことも可能です。

多くの地域住民にも愛されている湧水です。また、周辺は、歴史スポットが多いので、歴史マニアにもよく知られている水かもしれません。

上の写真の左側に見える案内板には、「災害時に一番困るのは飲み水です」と書かれていました。

繖命水のような湧水があると、災害が起きても、飲み水を確保できるので、安心です。

繖命水をくむ

繖命水には、何と、水栓金具まで設置されておりました。すなわち、蛇口もあるのです。

常に水が流れ出ている場所もありましたが、水を汲むには、蛇口を利用するのが便利だと思います。

私は、2Lのペットボトルを持参していましたので、水を汲んで、家に帰りました。

家に帰って、緑茶にして水を飲みましたが、まろやかで非常においしかったです。

念のため、煮沸をしてから水を飲むことをお勧めいたします。

洗車もできる

繖命水洗車スペース

なんと、繖命水を利用して、洗車をすることのできるスペースもありました。

車の愛好家の方はお分かりかもしれませんが、塩素消毒などが施された水道水で洗車をすると、乾燥後、水垢が残ってしまいます。

一方で、繖命水は、湧水ですので、いわゆる、純水に近いといえるでしょう。

そのため、水道水で車を洗うよりは、繖命水の湧水で車を洗う方が、乾燥後、車がきれいに見えるかもしれません。

水は、そのまま、水路・河川を通じて琵琶湖や農地に流入します。環境汚染につながりますので、洗剤やワックスは絶対に使わないようにしてください。

マナーを守って利用しよう

繖命水

現地には「繖命水の利用について」と題した注意書きがありましたので、紹介いたします。

以下の通り、書かれていました。

  • 水槽内で食品以外の物を洗わないでください。
    (汚れの多いものは三番水槽で洗う)
  • 長時間利用の場合は、水汲みに来られた方を優先してください。
  • 洗車は黄線内で行い、洗剤・ワックス等の使用は禁止します。
    (排水は琵琶湖へ流れています)
  • 湧水周辺のトラブルについては各人の責任においてご利用ください。

「繖命水を守る会」の皆さまが、繖命水を守られています。また、地域住民も、利用されています。

無料で利用をすることができますが、湧水を汲まれる場合は、マナーを守っていただきますようお願いいたします。

繖命水の歴史

繖山トンネル

繖命水は、すぐ近くにあるきぬがさ山トンネルの掘削によって出現した湧水です。

繖命水のすぐ近くには、きぬがさ山トンネルがあります。全長は1,100m。繖山(きぬがさやま)にほられたトンネルで、能登川と五箇荘を結んでいます。

1997年12月にきぬがさ山トンネルが貫通、1999年5月にきぬがさ山トンネルを含む道路が「きぬがさ街道」として開通しました。

したがって、割と最近になって、湧き出てきた湧水ということになります。

繖命水

実際に、きぬがさ山トンネルを歩いて、五箇荘側へも行ってみました。

繖命水はきぬがさ山トンネルの能登川側にありましたが、なんと、五箇荘側にも湧水を見つけました。

水槽があまりきれいではないように見えましたので、この水を飲むことができるかはわかりません。

ただ、この水についても、きぬがさ山トンネルの掘削に伴って、湧き出てきた水だと思われます。


湧水といえば、彦根には名水百選になっている「十王村の水」もあります。ぜひ、ご訪問ください。

参考記事「【飲める!】彦根市の名水百選、「十王村の水」の湧水を汲んできた」(内部リンク)

アクセス・周辺紹介

名称:繖命水
場所:滋賀県東近江市北須田町174
アクセス:能登川駅から徒歩で約30分

繖峰三神社

今回、私は、新快速停車駅でもありますJR琵琶湖線の能登川駅から、歩いて、繖命水へと行きました。

繖山のふもとということもあり、神社やお寺などが数多くありましたが、最も印象に残った神社を紹介しましょう。

その神社は、繖峰三神社です。

伊庭祭の坂下りはよく知られていて、繖山の中腹にある神社からふもとまでの急傾斜を、勢いよく、お神輿をひき下ろしていくのです。

たびたび、テレビニュースになっていますが、いつ見ても、ハラハラします。

高さ1.6m

また、こんなものも。繖命水までは、JR琵琶湖線沿いを歩いていくことになるのですが、「桁下空頭高1.6米」と書かれておりました。

とんでもなく低いガード下です。1.6m以上の人が歩くと、上の線路に頭をぶつける可能性がありますので、屈んで歩くようにしましょう。

それでは、また次回です。

  • この記事を書いた人

未だ定まらざる

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