滋賀の駅訪問記、今回で、第4弾となります。当記事で取り上げるのは、JR琵琶湖線・稲枝駅(いなええき)です。普通電車のみがとまる駅です。稲枝駅周辺は、コンビニもなく、やや寂しい感じがいたしましたが、新しそうな駅舎が印象的でした。ただ、近くには聖泉大学があるので、大学生らしき人の姿もあり、(時間によるとは思いますが)活気が感じられました。
稲枝駅の基本情報
JR東海道線(琵琶湖線)の能登川駅と河瀬駅の間にあるのが、稲枝駅です。新快速は止まりません。普通電車のみが停車します。
お隣の能登川駅は東近江市に位置しますが、稲枝駅は彦根市に位置します(途中の愛知川が市境になります)。JRにおいて、彦根市南端の駅が、稲枝駅となるのです。
稲枝駅は2面2線を有する構造となっています。
新しい駅舎
稲枝駅の駅舎は、比較的新しくなっています。上の説明版によると、今の駅舎は、平成28年(2016年)12月11日より利用されているとのことです。それ以前の駅舎は、少し見づらくて恐縮ですが、上の写真の左上にのっているような感じでした。
稲枝駅は、東海道線が開通したころからある駅で、老朽化が進んでいたので、駅舎が新しくなったという経緯があります。
実は、当ブログ管理人、稲枝駅には10年ぶりくらいに降り立ちました。以前、稲枝駅を降りたときは、確かに、橋上駅ではなく、地上駅だったような気がしました。
稲枝駅は今や橋上駅ということで、改札は、ホームより階段をのぼったところにあるのですが、こじんまりとした感じがしました。
稲枝駅の駅舎には、太陽光パネルが設置されています。発電量の推移を、改札を出たところにあるモニターより一目で確認することができます。
では、駅周辺の様子を見ていきましょう。
稲枝駅東口の様子
利用者が多いのは、東口のほうです。まずは、ロータリーの様子を記述していきます。
ロータリーは、常時、タクシーが止まっている以外は、基本的に静かでした。タクシーは東口から乗ることができるということになります。ただ、電車が到着する前後は、送迎の車が集まってきている感じがいたしました。
稲枝駅は、周辺の住んでいる人だけでなく、豊郷町や愛荘町に住んでいる人も利用しているものと思われます。そのため、一定数の送迎車両を見ることができたのだと思います。ただ、ロータリーから車があふれるようなことはありませんでした。
東口ロータリーの真ん中には、桜の木が植えられています。これは、旧駅舎の頃の駅前広場にあった桜を接ぎ木して、成長した木を植えたものだということです。旧駅舎について書かれた説明版に、併記されていました(上に画像があります)。
バスは東口から発車
稲枝駅発のバスは、全て東口から発車します。とはいえ、本数は少なくなっています。稲枝駅より西側(琵琶湖側)方面に行くバスが、ほんの少し出ています。また、豊郷・愛荘方面の乗り合いタクシーも出ています(要予約)。
駐車場もあります。ただ、全然車は止まっていませんでした。
周辺にコンビニはありません
もう少し、広く、駅周辺の様子を見ていきます。まず、周辺にコンビニはありませんでした。個人的に、駅前道路を歩いていて、最も目立ったのは、京進稲枝校でした。あとは、自転車預り所や肉屋があるのを確認しました。
ただ、駅東口から、5分程度歩いたらフレンドマート稲枝店がありますし、15分程度歩いたら聖泉大学(せいせんだいがく)があります。聖泉大学へは、駅からシャトルバスが出ているのを見たのですが、十分に歩ける距離です。
東口には、聖泉大学の学生さんらしき人の姿もあり、時折、活気を感じることができました。
稲枝駅西口の様子
次に、稲枝駅西口を出てまいりました。こちらは、東口より一層、静寂に感じることができました。まあ、それもそのはず。タクシーやバスは東口から出ますし、なにより西口周辺は、住宅が広がっているのです(少し歩けば、田んぼが広がっている景色を見られます)。
一応、稲枝駅西口側が、琵琶湖側になります。まっすぐ、琵琶湖へと進むと、新海や三ツ矢といった、きれいな琵琶湖を見られる場所へと行けます。しかし、琵琶湖までは5km以上距離があるので、時間に余裕がないと歩くのは厳しと思います。
東側同様、駐車場がありましたが、空車が目立ちました。
少し気になったのが、臨時駐輪場です。常設の駐輪場ではなく、臨時の駐輪場です。都市部の駐輪場とは異なり、お金を払う必要はないようです。結構、多くの自転車であふれていました。
異常に低いガードを発見
稲枝駅のすぐ南側に、異常に低いガードを見つけました。電車が来たとき、特に、新快速が高速で通って行ったときは、大迫力です。一応、道路になっているので、ガード下を通ることもできます。ただ、高さはだいたい150cmくらいですので、通行には注意が必要です。
最後に
今回は、琵琶湖線の稲枝駅を取り上げました。私自身、約10年ぶりの訪問でしたので、新しい駅舎や異常に低いガードなど、多くの発見がありました(前回訪問は、私が中学生のとき)。
最後に、観光情報ですが、旧豊郷小学校や湖東三山(豊郷・愛荘方面)を近江鉄道以外の公共交通機関で訪れる方はここで降りて、乗り合いタクシーに乗るとよいと思います。ただし、予約が必要ですので、ご注意くださいませ。